
桜を望むバスルームは、実はこの邸宅の隠れた主役。一般的には外からの視線を遮るために少し下げた位置に作ることが多い浴室ですが、隣家はご親族の邸宅ということもあり、開放的なプランニングとなっています。
ゆったりと足を伸ばせる円形バスタブのほか、水栓金物の選定やタイルの留め加工など、細部までこだわりを詰め込んで計画しました。
バスルームの隣には洗面、トイレがあり、更に奥には家事室があります。
生活動線にも配慮し、心地よさと使い勝手を両立したプランも魅力です。
■Bathtub:Jaxson(ジャクソン)
計画地は旗竿地に近い形状で、通りから少し奥まった位置にある敷地。周囲にあるのは親類の住宅であるため、通常と比べると外からの視線が気になりづらく、充分な広さもある好条件の土地です。
元々その土地にあった美しい桜や梅などの樹木を眺めて楽しめる住まいにしたいというご要望から、庭に対してダイナミックに開くL字型のプランとしました。
最も大きな特徴は、耐震構法SE構法の強みを生かした吹き抜けの大空間LDK。
空間構成は大らかでありながら、季節ごとの鮮やかな景色と調和する素材選び、塗装や目地、タイルの加工などの仕上げには細やかに心を配り、丁寧にデザインしています。