
扉を開けると広がる2つの大きな窓。ピクチャ―ウインドウから桜を望む、抜けがよく気持ちの良い玄関ホールです。
燦燦と光が入るため、壁には彩度の低いベージュを使い、眩しくならず落ち着いた雰囲気を出すようにしました。
入って右手にシューズインクローゼットへの引き戸があり、靴のまま入ることができます。
壁にはピクチャーレールを設置しています。
計画地は旗竿地に近い形状で、通りから少し奥まった位置にある敷地。周囲にあるのは親類の住宅であるため、通常と比べると外からの視線が気になりづらく、充分な広さもある好条件の土地です。
元々その土地にあった美しい桜や梅などの樹木を眺めて楽しめる住まいにしたいというご要望から、庭に対してダイナミックに開くL字型のプランとしました。
最も大きな特徴は、耐震構法SE構法の強みを生かした吹き抜けの大空間LDK。
空間構成は大らかでありながら、季節ごとの鮮やかな景色と調和する素材選び、塗装や目地、タイルの加工などの仕上げには細やかに心を配り、丁寧にデザインしています。