
高低差のある敷地。地面の高さに設置する水切りが極力目立たないように、出来るだけ細く設定するとともに、基礎部分にも外壁と同じ材を使用して境目を意識させない工夫を施しています。
グレーの外壁に、門扉やポストなどは黒で統一してすっきりと仕上げました。
また、防犯性を高めるため、外からの侵入の足掛かりとなるような部分を極力排除したデザインとしています。
東京都世田谷区に建つ、耐震構法SE構法3階建ての邸宅です。
オーナーであるS様が家を建てるにあたり重視したのは、子どもたちが安心して暮らせる環境であること。
治安のよい地域を選んで土地を購入し、プランニングにおいても防犯性を重視していました。
そして、明るく心地よい住まいにしたいというご希望がありました。
ご提案したのは、中庭を擁する都市型住宅プランです。
道路・隣地側には大きな窓を設けず、中庭に向かって開く間取りとすることで、外部からの侵入を防ぐ計画としました。
LDKには耐震構法SE構法ならではのダイナミックな吹き抜けを設定。
外からの視線が届かない中庭や高窓から光を取り込む、開放的な住まいになりました。
インテリアはグレーを基調としたホテルライクなイメージにまとめています。
少しずつ色味の異なるグレーの壁紙や面材を組み合わせて、奥さまのこだわりのニュアンスを表現しました。