
二階の奥にあるリビング。大空間のフォーカルポイントとなるテレビ廻りにはタイルを貼り、より印象的に仕上げました。
リビングには間接照明を設置し、夜には少し灯りを落として、雰囲気の良いひとときを愉しんでいただけるように計画しています。
家具は元々お手持ちだったものをそのまま活用。レイアウトのみご提案しました。
3人のお子さまのための個室や書斎、多目的室等、必要な部屋数を満たしながら、開放的な住まいを実現したい、という条件のもとに計画された、3階建て・耐震構法SE構法の邸宅です。
この邸宅の大きな特徴は、「光を上から下に落とす」空間の構成です。まず目を引くのは、2階リビングダイニングのダイナミックな吹き抜け。ダイニング上に高さ6mの吹き抜けを計画し、それを囲むように3階に個室を配置。個室を繋ぐ「空中回廊」のような廊下が、LDKを見下ろす構成となっています。吹き抜け部分の壁には大きな4つの窓が連なり、2階・3階に光を落とします。
また、1階に光を届けるのは、北側バルコニーと隣接する階段ホールです。斜線制限のなかで建物のボリュームを確保するために北側に配置されたバルコニーですが、室内に光を取り込むには十分。スケルトン階段の採用により、取り込んだ光を階下に届ける工夫をしました。
部屋数が多くても、開放性を犠牲にすることなく、心地よい空間を実現した実例です。