
リビングと同じ大理石調の大判タイルを使用した玄関ホール。光沢のある仕上げが光を拡散し、明るく感じさせてくれます。
計画地はゆとりある広さの整形地。その敷地いっぱいに縦9m×横9m×高さ9mの、立方体のような形をした美しい建物を描きました。
1 階に2400mm、2 階には3500mm の天井高を確保した建物内部には、おおらかな空間が広がります。
アプローチとなる前庭や、その上空に設けたスノコバルコニーが緩衝領域となり、建物内外を心地よく緩やかに繋ぐよう計画しています。
同時に、隣地と接する面には高窓を設定するなど、密集した住宅地でも外からの干渉を避け、安心して快適にお過ごしいただけるよう工夫しています。
また、ユーティリティルームや和室など「余白」空間をいくつも設定していることもこの邸宅の特徴のひとつです。様々な場面でフレキシブルに活用できる空間は、暮らしに余裕をもたらします。
インテリアは白を基調とした、明るいシンプルモダンスタイル。
採り入れた自然光を反射・拡散する光沢のある素材を使って、より明るく見せるとともに、華やかな印象に仕上げました。