
オリジナルで製作されたオークとステンレスのぬくもりあるキッチンと食器棚。
お施主様に合わせたサイズや収納部は一点ものならではです。
オリジナルの吊り下げ器具に吊った照明器具の下のダイニングは建物に囲まれた中庭に面しているため視線を気にする必要はなく、カーテン等を使用せずに季節を感じながら食事をすることができます。SE構法の構造梁を現しとした勾配天井は、ダイニングの上が最も高く、中庭に向けた大開口も相まって開放的な空間となりました。
3年間という長期にわたり悩まれた結果たどり着いたのは、北側に田んぼ、東側にはスモモ畑、
西側は空き地というとても恵まれた敷地に建てるガレージ付き、中庭有りの、薪ストーブ付きの愛犬と共に暮らす『平屋』でした。接道条件が北側であり、ガレージへのアクセスなどを考慮することに加え、建物南側には愛犬のための広いドッグランがご要望としてあり、ご主人さんからは、愛車のためのガレージ、奥様からは薪ストーブが欲しいとのご要望が加えられました。
これらを全て叶えるべく間取りは、中庭を中心に陽の光を上手く取り込む『平屋』というカタチで実現いたしました。
建物をガレージ部分の片流れ屋根と住居部分の緩勾配の切妻屋根を分けつつも中庭を設けて繋がりを持たせた間取りとしました。
住居部分は、広くて薪ストーブがあるLDKを中心に水廻り、書斎、各居室へとアクセスが可能となっています。そしてリビングからは、SE構法のメリットでもある大開口を活かして南側一面を開口として、薪ストーブを眺めながら広い庭で走りまわる愛犬が見える間取りとしました。リビングに隣接した書斎からも同じく庭が一望可能となっています。