
LDKに入ると、まず目に入るのはモールテックスで仕上げた腰壁で囲まれたキッチンと
軽やかにデザインされたオリジナルの鉄骨階段。天井に吸い込まれていくような雰囲気が感じられる面白みのある階段です。
敷地は、東海道五十三次の宿場である御油町の近く。街道の面影を残す松並木(御油の松並木)から少し入った新興住宅街の一角。前面道路と敷地には大きな高低差がある変形した三角形の敷地。建物を『コの字』型に計画し内に開口を設け光を取り込み、外部は閉ざし、プライベートゾーンを分けてプライバシーを確保した。一階は特にSE構法のメリットを活かした大空間を生み出した。また、廊下や洗面室には大きな開口を設けてウッドデッキを介してLDKとの繋がりを持たせて各部屋を広く見せるように心掛けた。