
家族の集うリビングは日当たりの良い南側に配置し、スキップフロアとして道路より高く持ち上げることで、大開口の出窓を設けても、道路を通る人との視線が重ならないようにしています。出窓は床から400mmの高さにあるため、窓際に腰掛けて何気なく外を眺めることもできます。
南側が道路に接した決して広くない敷地で、プライバシーを確保しながら明るく開放的な家にすることが目指されています。
シンボリックな出窓と三角屋根のコンパクトな外観に、吹抜けのホールを中心とした内部空間が折りたたまれ、そこに家族の声が響きあう。2階からキッチンに向かって「お母さん、ごはんまだ?」なんて言うお子さんの声が、今にも聞こえてきそうです。