
ガラスの引戸を開けて入る玄関は、そのまま裏庭まで通り抜けができる土間になっていて、外部と内部の中間のような場所になっています。玄関と室内の間を仕切るのもガラスの引戸で、正面のキッチンと左手に続く室内が一気に目に飛び込んできます。
南側が道路に接した決して広くない敷地で、プライバシーを確保しながら明るく開放的な家にすることが目指されています。
シンボリックな出窓と三角屋根のコンパクトな外観に、吹抜けのホールを中心とした内部空間が折りたたまれ、そこに家族の声が響きあう。2階からキッチンに向かって「お母さん、ごはんまだ?」なんて言うお子さんの声が、今にも聞こえてきそうです。