
広々とした三和土(たたき)と大きな窓のある、ゆとりのある玄関ホールです。
壁側にはシューズインクローゼットがあり、引き違い戸にすることで床からも土足でも入れるようにしました。
二面のFIX窓は天井高いっぱいまでの大きなサイズ。眺望と緑、どちらも愉しめるように計画しています。
オーナーさまのご要望で設置したロールスクリーンは、ひとつながりの玄関、LDKにおいて来客からの視線を遮りたいときに使用するもの。エアコンの効率UPにも貢献しています。
最寄り駅から10分ほど坂をのぼった先にある、高台の敷地。もともとご主人さまの実家があったその土地は、富士山も望める眺望が魅力でした。
ご提案したのは、その景色に向かって大きく開くL字型の住宅です。
建物をL字型としたことで、内側に広々とした庭が生まれます。その先に広がる高台の眺望をどこにいても楽しめるように、主な開口はすべて庭側に計画。
家族が集まるLDKは庭と連続する1階に設定し、より広がりのある空間を描きました。
インテリアはオーナーさまのご希望で、モダンな中に木を採り入れた温かみのあるデザインに。芝の緑、空の青と調和する、ナチュラルな素材感を大切に仕上げました。
水廻りや個室は、ご夫婦と3人のお子さまのライフスタイルにフィットした、機能性重視のレイアウトとしました。お子さまの成長に合わせてフレキシブルに変化する住まいであるように、余白を多めにとり、余裕のある収納計画としています。