
WICとサニタリールームは、主寝室から連なる配置に。ホテル仕様の空間構成としました。
サニタリールームには洗面台、天井の空いているシャワーブース、トイレをコンパクトに配置。就寝前の身支度が一か所で完結します。
水栓金物など、オーナー様がひとつひとつこだわりをもって選んだものを組み合わせました。収納のない空間ですが、壁面にはニッチを作ることで不便のないように配慮しています。
南側に緑豊かな公園があるL字型の敷地。その借景を積極的に取り込みたい一方、近隣は住宅密集地であり、周囲からの干渉を防ぐ必要がありました。
そこで、バルコニーを敷地中央に計画し、それを囲む建物を計画。公園側の借景と中庭に囲まれた場所を邸宅の中心となるリビングに設定しました。敷地の中から外へ視線が抜けるように各空間を配置し、開放性のあるプランとなりました。
北側斜線制限や日陰規制の厳しい中で最大限の建物のボリュームを確保し、ゆとりのあるリビング・ダイニングや主寝室のほか、3人のお子さまの個室や共有の学習部屋も計画しています。
インテリアは黒とグレーを基調としたシックなシンプルモダンスタイル。「ホテルライク」をテーマに、オーナー様こだわりの華やかな家具が似合うデザインを追求しました。
◆LIXILメンバーズコンテスト2023「空間デザイン賞エクステリア部門」受賞