
料理教室のレッスンに使用する特注キッチン。一般的な住宅では見かけることのない大きなサイズは大勢で囲むことを想定し、オーナー様が家を建てる前からポーゲンポール社にて製作を進めていたもの。「このキッチンが入る家を建てたい」という言葉が、オーナー様からの最初のご要望でした。
料理をサーブすることを考え、キッチンからダイニングへの動線、時にアウトサイドリビングとなる中庭への動線を緻密に計算した上で、間取りを決めていきました。
都内の閑静な住宅街にある邸宅。奥さまの仕事場を兼ねたこの邸宅の最も大きな特徴は、一般的にひとつの空間であることが多いリビングとダイニング・キッチンが別のフロアに分かれていることです。来客があっても家族が気兼ねなく寛げるよう、1階をパブリック空間、2階をプライベート空間として完全に分離した空間構成となっています。
1階は料理教室として使うことを想定し、集まった生徒さんが囲める大きなキッチンと、大勢で食事を愉しめるダイニング、アウトサイドリビングとなる中庭があります。そして2階にはご夫婦のプライベートなリビングと、寝室、客間や水廻りを配置しました。1階と2階では仕上げも大きく変え、空間デザインでオンオフの切り替えを促すような計画となっています。中庭は1階、2階を繋ぐハブとして機能すると同時に、邸宅の隅々に光と風を届けます。
どこに居ても明るく、風の通る気持ちの良いこの家には、今日も沢山の人が集います。