
「四季を感じる住まいに」というご主人のご要望や、小さいながらも空間の拡がりをもたせる目的にて、視線の抜ける窓を意識的に多く配置している今回の平屋。玄関ホールの隣には外部の中庭を設け落葉樹を配置。外壁の焼杉板を背景に四季の移り変わりを楽しむことができます。また、浴室の隣には半坪程の目隠し空間をつくりウッドデッキを貼り鉢植えのオリーブを配しました。浴室の掃き出し窓を開ければ露天風呂気分が味わえ、お仕事で疲れた体を癒すくつろぎの空間となっています。
設計する人と直接話しながら家づくりを進めていきたい。そんな想いから、建築士と距離が近い弊社を選んだK様。理想の住まいのイメージはご夫婦で其々異なり、ご主人は「四季を感じられる平屋」。奥様は「お洒落で落ち着いた家」が希望でした。「主人の意見を反映すると和の住宅になるけれど、昔ながらの感じではなく、今っぽいテイストがいいと思いました。共働きで朝の支度が重なるためトイレが2つは絶対条件でした」と奥様談。一体感のある住まいをテーマに、家自体は小さくても空間は大きくしたかったというご主人。一続きに広がるキッチンとたたみリビングに、寝室、書斎、ランドリースペース、大容量の収納とウォークインクローゼットなどを備えた延床面積33坪、平屋のような2階建てが完成。窓を開け放っても、外からの視線が気にならず、東西南北に四季折々の風が抜けるなど、自然の心地よさも特徴的な木の住まいで、これから何十年と快適な日々を過ごされることでしょう。