
劣化していく外壁サイディングは使用したくなかったというご主人。素材の質感を味わえ経年変化で建築美を増す外壁をとご提案したのが今回採用した焼杉板でした。一度ご覧になり大変気に入っていただいたご様子だったのを今でもはっきりと覚えています。メンテナンスにおいては手間がかかる旨もご承諾いただき、経年変化する住まいの表情を楽しむことも、この平屋に暮らす魅力だと語るご主人。
設計する人と直接話しながら家づくりを進めていきたい。そんな想いから、建築士と距離が近い弊社を選んだK様。理想の住まいのイメージはご夫婦で其々異なり、ご主人は「四季を感じられる平屋」。奥様は「お洒落で落ち着いた家」が希望でした。「主人の意見を反映すると和の住宅になるけれど、昔ながらの感じではなく、今っぽいテイストがいいと思いました。共働きで朝の支度が重なるためトイレが2つは絶対条件でした」と奥様談。一体感のある住まいをテーマに、家自体は小さくても空間は大きくしたかったというご主人。一続きに広がるキッチンとたたみリビングに、寝室、書斎、ランドリースペース、大容量の収納とウォークインクローゼットなどを備えた延床面積33坪、平屋のような2階建てが完成。窓を開け放っても、外からの視線が気にならず、東西南北に四季折々の風が抜けるなど、自然の心地よさも特徴的な木の住まいで、これから何十年と快適な日々を過ごされることでしょう。