
2階の子供室から望める大銀杏は、毎年秋になると鮮やかな黄色に色付きます。
昼は視線を遮りながら適度に光を室内へ取り込むことができる木格子ですが、夜は隙間から漏れ出る光が幻想的な空間を演出しています。
敷地は大きな川沿いの集落にあり、周りを畑に囲まれた本家の一角で、既存家屋の解体をしたうえで新築をしました。
建物西側の母屋との間にアプローチを設けることで、母屋との関係性が閉鎖的にならないように配慮しています。
玄関へ入って右手にLDKのあるパブリックゾーン、左手に水周りのあるプライベートゾーンと分け、正面に坪庭を配置しました。ゾーンを明確に分けるのと同時に、デザイン的にも、色と素材を変えた外壁を立ち上げアクセントにしています。