
和を強調せず、シンプルでモダンに仕上げた和室。
中庭の植栽が見える大きな開口からはたっぷりの日差しが差し込みます。日の光を浴びながら畳の床でゆったりとした時間を過ごせます。
手前から奥に向けてなだらかな傾斜のある敷地での建て替え。小さなお子さんがどこにいてもわかるように、キッチンから全体を見渡せるようにしたいとのご要望でした。
玄関を入った正面と、LDKのほぼ全面開口とした南面とが中庭に面するように配置し、1階全体のプライバシーと開放感を確保しています。キッチンに立てば、中庭、リビング、書斎コーナー、和室をぐるりと見回すことができ、お子さんがどこで遊んでいても見守れるようになっています。家事動線を北側にまとめ、洗面脱衣室からも直接中庭に出られるようにしました。階段を大きな収納として考え、側面全体に色んな扉と引き出しをつけて(階段正面からの引き出しもあります)、楽しく、かつ、どれだけでも物が入る収納に。シマトネリコのある小さな坪庭が、和室と書斎スペースに落ち着きを与えています。
オリーブ、シマトネリコ、ヤマボウシ。3本のシンボルツリーが家とともに家族の成長を見守っていきます。