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デザイン・性能・保証に優れた重量木骨の家とは?

造作家具をオーダーするメリットとは?散らかり知らずの施工事例10選

更新日:2025.3.24 作成日:2024.5.23
造作家具
新しく建てる家に、今使っている家具を持っていきますか? 引っ越しを機に、家具を買い替えたいとお考えの方には、造作家具を作るという選択肢もあります。今回は、造作家具の魅力や注意点についてご紹介していきますので、これらを知って、オーダーを考えてみてはいかがでしょうか。


造作家具とは? 置き家具(既製品)との違い


造作家具の机のある書斎
造作家具とは、住宅の設計と同時に、その空間に合ったサイズとデザインで作ってもらえる家具のことです。置き家具は、インテリアショップなどで販売されている既製品のことを指します。一般的に、フルオーダーの造作家具の方が、既製品の置き家具よりコストがかかると言われています。


造作家具をオーダーするメリット



ベストな寸法で無駄がない

かっこよく使いやすい洗面スペースの造作家具
造作家具のメリットとしてはまず、サイズが家にピッタリ合うということが言えるでしょう。家の設計と同時進行で進められますので、空間の中で家具がはみ出したり、半端な隙間ができたりといった心配がありません。また、持ち物に合わせてサイズを調整できることも魅力です。


使いやすくカスタマイズできる

道具がきれいに収納できる造作家具
造作家具は家に合わせられるだけでなく、使う人の身体サイズに合わせてカスタマイズすることできます。家具の高さや収納の配置など、細部まで自分好みに設計することが可能となります。使いやすさを追求できるので、サイズが合わなくて使いづらいという心配もなく、日々の暮らしがより快適になるでしょう。最近では、設備機器も選べる造作キッチンも非常に人気です。


統一感のあるインテリアにできる

統一感が生まれる壁面の造作家具
造作家具であれば、色や素材から自分で選択できるので、フローリングやドアなど空間内の木製品とマッチさせることができます。さらに部屋のテーマに沿ったデザインにし家具スタイルも統一することで、洗練された美しい空間を実現できるでしょう。全体的にシンプルでスッキリとした、まとまりのあるインテリアにしたい方におすすめです。


好みの素材・テイスト・機能を選べる

造作の洗面台と収納のあるバスルーム
造作家具は、素材やテイスト、機能などの要望を設計士に伝えて、一からデザインしてもらうことができます。例えば、フローリングや壁紙、インテリアなどに合わせて、色や質感を選べます。物を隠して空間を広く見せたいのであれば、壁と一体化した「壁面収納」もおすすめです。


地震のときも安心

魅せる収納の造作家具の本棚
造作家具は、壁や床に固定して設置されることがほとんどです。地震の際、倒れた家具の下敷きになるという被害は多いですが、造作家具は転倒しにくいというメリットがあります。在宅時の被災に備え、住宅だけでなく、家具の安全性にも配慮しましょう。


家具を買う手間が省ける

造作家具のベンチが借景を望むダイニング
自分で置き家具を買う場合は、インテリアショップやオンラインショップなどで探す必要があります。新居の寸法を正確に調べなければならない上、自分の好みや内装デザインに、ぴったり合う家具を見つけ出すのに時間がかかるかもしれません。入居と同時に使える造作家具は、置き家具を探す時間のない忙しい方にもぴったりですね。


造作家具で後悔しないために デメリットと注意点


木製の造作家具とキッチン屋


撤去できない可能性も

造作家具は、壁や床に固定されているものが一般的で、撤去しにくいのが難点です。このデメリットの対策としては、なるべく飽きのこないシンプルなデザインにすることが挙げられます。気分を変えたいときには、色の塗り替え程度であれば対応可能でしょう。


コスト・時間がかかる

フルオーダーの造作家具は、いくつもの工程を経て製作されます。完成までにそれなりの期間が必要になるので、施工会社と相談して工期のスケジュールを組んでもらいましょう。コストにおいても、既製品より高くなる傾向にありますので、デザインとコストのバランスについては、設計士とよく打ち合わせをしましょう。


造作家具のつくり方



大工工事

暮らしを彩るダイニングの造作家具
大工工事は、現場で大工職人が家具を作る方法です。板材など材料を運んで現場で直接作業を行うため、スペースにぴったりと合わせた家具を作ることができます。色味や仕上げを実際の内装を見ながら調整でき、部屋全体との統一感を出しやすいのが特徴です。また、家全体の造作工事に含めることができるため、比較的ローコストに抑えることが可能。ただし、作業環境や機械が限られているため、複雑なデザインや精密な加工には不向きで、完成度は職人の技術に左右されることがあります。


家具工事

木目が綺麗に映える造作家具
家具工場でオーダーメイドの家具を製作する方法を家具工事と呼びます。工場の多様な素材や専用機械を使用することができるので、デザインの幅が広がり、複雑な構造や精密な加工にも対応できます。完成品を現場に運ぶケースと、パーツを運び現場で組み立てるケースがありますが、現場作業の影響を受けずに家具製作を進められるという特徴があります。しかし、配送や設置作業に費用がかかり、大工工事に比べてコストが高くなる傾向があります。


【おすすめ実例】造作家具のおしゃれな施工アイデア10選



統一感のある造作ダイニングキッチン

造作家具のカウンター付きセパレートキッチン
キッチンカウンターとダイニングテーブルを一体化することで、空間に統一感をもたらしています。モダンでスタイリッシュな木製カウンターの要所要所に、黒をアクセントとして効かせることで、温かみを感じさせながらも落ち着いた空間に仕上げています。


造作テレビボードが主役のリビング

コレクションを飾れる造作家具のテレビボード
ソファの前に、テレビボードと収納棚が造作されています。この収納棚は、片側はガラス扉、反対側は木の扉になっていて、「見せる収納」と「隠す収納」を、使い分けられるのが便利です。天井付近に設置されたエアコンにも、目隠しが造作されています。間接照明も相まって、スッキリと落ち着いた印象のリビングとなっています。


壁一面の造作収納でスッキリさせたLDK

スッキリと収納出来る造作家具
LDK一面に造作した収納が、スッキリした清潔感のある空間を演出します。食事中に子供がテレビに夢中にならないようにと、テレビを隠すこともできる造り。シンプルながらもこだわりの詰まったデザインに仕上がっています。さらには収納上部に仕込んだ間接照明がLDKをおしゃれな雰囲気に。造作家具と間接照明のバランスも空間デザインの重要なポイントです。


リビング階段の下には造作ベンチで空間を活用

ベンチ兼収納として空間を活用出来る造作家具
デッドスペースになりがちなリビング階段下に造作ベンチを配置。ダイニングのベンチと一体化するようにデザインされ、大人数が集まった際でもテーブルを囲むことができます。カゴを入れて収納としても利用できるスペースも造り、デザイン性と実用性を両立。フローリングや階段との素材感もマッチしており、統一感のある美しい空間になりました。


造作本棚&造作デスクで唯一無二のワークスペース

2階ホールの造作家具のライブラリースペース
大きな窓の前に、造作家具の大きなワーキングデスクが設置され、明るく気持ちのいい環境で作業ができるようになっています。デスクの両側には、床から天井まで使った、大容量の本棚が造作されています。棚板の位置は、本の高さに合わせて自由に変更できるので、無駄なく収納することができます。


こだわりを追求した造作洗面台

明るく清潔感のある洗面スペースの造作家具
こだわりを詰めこんだ造作洗面スペース。清潔感のある可愛らしい印象の洗面台は、全体に施したタイルと収納の面材や配置が見事にマッチしています。また横幅の大きい鏡を設置することで、空間が実際以上に広く見える効果も。さらに、タイル張りの床や扉、壁の素材にもこだわり、造作洗面台を引き立てる洗練された雰囲気を作り上げています。


造作本棚がデザインアクセントにもなる憩いの場

読書を楽しむことが出来る造作家具
2階のフリースペースに造作本棚を設置しました。この本棚のおかげで、フリースペースが読書やワインを楽しむリラックス空間となり、生活に彩りを与えてくれています。吹き抜けを通してリビングからも見える位置に設置したことで、デザインアクセントとしての役割も。色味や配置バランスにこだわると、インテリア性も高められますね。


造作ベッドが目を惹くおしゃれな寝室

おしゃれな寝室の造作家具
こちらの寝室は、ベッドや棚を造作し部屋全体に統一感を与えました。ベッドはシンプルでありながら洗練されたデザインで、空間のアクセントに。また、奥に設けられた書斎スペースは、ベッドと繋がりのあるデザインで全体の雰囲気を保っています。造作によって生まれた統一感により、まるでデザイナーズホテルのようなモダンでおしゃれな空間に仕上がっています。


造作シューズボックスがなじむ土間玄関

柔らかい雰囲気がある玄関の造作家具
モルタル金鏝仕上げの土間にオーク材で造作した下駄箱が調和した、シックでおしゃれな玄関です。また、玄関を上がってすぐのスペースには手洗い場があり、洗面ボールを配置したカウンターも造作家具で作られています。モルタルのグレーとオークの味わいとのバランスがよく、優しくゆとりある上品な雰囲気を醸し出しています。


バルコニーも造作ベンチでくつろぎ空間に

バルコニーがくつろぎの空間になる造作家具
室外空間に造作家具を置くアイデア。リビングに面したバルコニーに造作ソファーベンチを設置したら、思い思いにくつろげるアウトサイドリビングとして活用できるようになりました。開放感あふれるバルコニーは、壁に囲まれておりプライベート感満載。造作ベンチのおかげで、非日常感も味わえる憩いの空間に生まれ変わりました。


まとめ

今回は、造作家具についてご紹介しました。造作家具には様々なメリットがありましたが、その中でも特に魅力的なのは、自由度の高さではないでしょうか。家のデザインにこだわりたい人は、家具についてもしっかりとした好みを持っている人が多いでしょう。豊富な実例を参考に、あなただけのこだわりの造作家具を作りませんか。

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