
敢えて適度な籠り感を演出することで、可愛らしいキッチンに仕上がった。
また、囲まれた空間とすることで、料理をするときの集中のしやすさを向上させ、コンパクトにしたことで、短い動線での作業が可能な空間となった。
敷地は区画整理地内で整った形状、接道条件は北面。東側、西側は住宅が建ち並び、南側は現在空き地となっている。
今回のご要望は、愛犬と愛猫と一緒に過ごす家。玄関を開けると南面からの程よく差し込む陽の光にいざなわれるように自然と長いホールを介して開放感あるリビング・ダイニングへと誘導される間取り。このリビング・ダイニングと控えめに区画されたキッチンの距離感がまた雰囲気良く生活感をかき消してくれる。
各主要な部屋には、愛猫が自由に行き来できるように製作建具にペットドアも設置し、愛猫の動線にも十分に配慮した。南面には、比較的長くせり出した軒により、夏は日差しを遮り、冬には適度に陽の光を取り込む設計とした。これから、お施主様と愛犬・愛猫の賑やかな生活が始まり、少しづつお施主様の色に染まっていくのが楽しみな住宅となった。