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後悔しないシューズクロークをつくろう!種類や間取りのコツを徹底解説

更新日:2025.2.14 作成日:2025.2.14
シューズクローク
玄関は家を出入りする際に必ず目に入る場所です。この場所が綺麗だと、一日を気持ちよく過ごせる気がしますよね。今回は、きれいな玄関づくりに役立つ、シューズクロークについて詳しくご紹介したいと思います。メリットや設置する際の注意点などを知っておくと、自分たちの暮らしに合った後悔のないシューズクロークを作ることができるでしょう。


シューズクロークとは? シューズボックスとの違いはなに?


玄関と行き来しやすいシューズインクローゼット
シューズクロークとは、玄関近くに設置される大容量の収納スペースのことを指します。シューズボックスが靴の収納に特化した家具であるのに対し、シューズクロークは人が中に入れる広さがあり、靴以外のものもまとめて収納できることが特徴です。間取り図では「SC(シューズクローク)」や「SIC(シューズインクローゼット)」と表示されることもあります。


シューズクロークの種類


ウォークインタイプ

自転車もしまえるシューズクローク
ウォークインタイプは、出入り口が1カ所のシューズクロークです。最大で3面に棚を設置でき、収納スペースを存分に活かすことができます。玄関横に土間続きの部屋があるイメージで、狭い玄関でも設置しやすいのが魅力。靴や子供の外遊び道具のほか、ベビーカーや自転車などの大きなアイテムをまとめて入れておきたい方など、収納力重視の方におすすめです。


ウォークスルータイプ

オシャレな床材のシューズクローク
ウォークスルータイプは、2か所に出入り口があるタイプです。玄関と別の部屋や廊下をつなぐ設計で、通り抜けができるのが特徴。靴を脱ぎコートなどを収納してそのまま室内に入れるので、生活動線をスムーズにしたいという方におすすめです。家族用と来客用で玄関を使い分けることができるため、お客さまがいつ来てもキレイな状態で迎えられるという安心感もありますね。


シューズクロークのメリット


収納力が高くなる

玄関クローク
シューズクロークの最大のメリットは、圧倒的な収納力です。シューズボックスでは収まりきらない靴や荷物を、広々としたスペースにまとめて収納できます。普段履きの靴以外にも長靴やブーツなどの季節のアイテム、ベビーカーや外遊び道具、さらにはアウトドア用品にスポーツ用品、掃除用具なども一か所に整理することが可能となります。家庭ゴミの一時置き場としての活用も。コンセントをつければ、電気自転車のバッテリー充電器や除湿器など、玄関周りに必要な家電も置けます。


生活動線がよくなる

シューズクロークと玄関横の手洗いスペース
シューズクロークがある暮らしでは、靴の着脱場所と身の回りの物の収納場所が近いため、外出時や帰宅時の動線がスムーズになります。近くに洗面台を設置すれば、帰宅してすぐに手を洗うことも可能に。家の中をあちこち行き来せずに、脱ぐ・履く・しまう・洗うなどの様々な動作を一つの流れの中で完結できるので、日常生活の効率があがり快適になるでしょう。


シューズクロークのデメリット


定期的な掃除をした方がよい

玄関横のシューズクローク
シューズクロークは外で使うものをそのまま収納できて便利な反面、土や泥汚れ、ホコリがたまりやすくなります。汚れを放置しておくと、収納したものにも汚れが移る可能性もあるので、定期的に掃除をしたほうがよいでしょう。また、靴や荷物が多くなると、物置化して乱雑になりがちです。快適な空間を保つためには、こまめな掃除と整理整頓を心がけましょう。


ニオイが気になることがある

玄関から土間で続くシューズクローク
シューズクロークは、風通しが悪いと靴のニオイがこもりやすくなることも考えられます。扉がない場合は玄関や廊下などにもニオイが広がる可能性があったり、扉をつけた場合は締め切ってしまうと衣類にニオイ移りすることも。これを防ぐために、換気扇や窓を設置して空気の流れを作ることがおすすめです。消臭作用のあるクロスなどを採用してもよいですね。湿気が多い季節はカビも心配なため、除湿剤なども活用しましょう。


後悔しないためのポイント


生活スタイルに合わせて扉の有無を検討する

玄関つづきのシューズクローク
シューズクロークの扉の有無は、重要な検討ポイントです。扉のあるクローズタイプの場合、中の様子を隠せて見た目がスッキリしますが、扉を開け閉めする手間が増えます。一方扉のないオープンタイプでは、物の出し入れがしやすい反面、外からの視線が気になる可能性があります。何を収納してどんな使い方がしたいのかを考え、ライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。


広さと間取りの兼ね合いに注意する

収納力を備えるシューズクローク
シューズクロークを設置する際は、広さと間取りのバランスに注意しましょう。収納力を求めるあまりシューズクロークを広げすぎると、玄関や他の部屋のスペースを圧迫してしまう可能性があります。逆に、あまり小さいと収納が足りずに荷物が溢れてしまうことも考えられます。あらかじめシューズクロークの役割を明確にし、収納したいアイテムや量に合わせて広さを調整することが大切です。


【実例3選】おしゃれで便利なシューズクローク


グレーと木目の色合いがおしゃれなシューズクローク

オープンタイプのシューズクローク
玄関横に設けたシューズクロークは、扉のないオープンタイプで収納量たっぷりです。棚をオープンにすることで、靴の出し入れがしやすいだけでなく通気性も確保。グレーの壁がクールな印象ながらも、木のデザインを施すことでぬくもりが感じられる雰囲気で、使いやすさとおしゃれなデザイン性を兼ね備えた快適な空間になっています。


家族用とお客さま用の動線を確保

効率よい動線のシューズクローク
ウォークスルータイプのシューズクロークで、玄関側の出入り口に扉を付けました。この扉があることで「来客用」と「家族用」の動線を実現でき、常にすっきりとした玄関スペースを保つことができます。シューズクローク内にはコートを掛けられるハンガーパイプと鏡も設置し、身だしなみの確認も含めて完結できる空間になっています。


階段下もうまく収納スペースとして活用

住まいに合わせてデザインしたシューズクローク
収納力抜群のウォークインタイプです。玄関横にある階段の下のスペースまでシューズクロークを広げることで、家族全員が使える十分な収納を確保。大きな荷物でもスッキリ収納することができます。階段下が奥まったスペースのため、扉がなくても中の荷物が玄関から見えにくく、常に整った清潔感のある空間をキープできますね。


まとめ

今回は、シューズクロークについて詳しくご紹介しました。収納を計画するときには、まずどれぐらいの物を持っているかを把握する事からスタートしましょう。そして、今回ご紹介した内容を元に、実現したい暮らしをイメージしながら、シューズクロークの広さやレイアウトを検討してみてください。

シューズクローク 施工例

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