オリーブは、シンボルツリーの中でも特に人気のある樹木です。一年を通して美しい樹姿を楽しむことができ、庭や玄関先をみずみずしく彩ってくれます。また、育てやすさや縁起の良さも、多くの人に愛される理由の一つです。今回は、そんなオリーブの魅力や育て方、おすすめの品種について詳しくご紹介します。
シンボルツリーのオリーブの木とは
オリーブは、地中海沿岸からアフリカ北岸一帯が原産で、世界中に1600以上もの品種があるとされています。モクセイ科の常緑樹で、年間を通して美しい樹姿を楽しむことができ、植栽として特に人気があります。葉の表面は光沢のある濃緑色、裏面は銀白色となっていて、美しいコントラストが魅力。初夏には小さな白い花を咲かせ、キンモクセイのような甘い香りを漂わせます。秋に収穫時期を迎える実は生食には向いていませんが、さまざまなアレンジで味わうことができます。
シンボルツリーのオリーブはなぜ人気
育てやすい
オリーブは寒さにも暑さにも強く、日当たりの良い場所に植えれば元気に成長します。害虫や病気にも強いため、園芸初心者にも育てやすい樹木です。乾燥に強く水はけの良い土を好むため、毎日水やりをする必要もありません。
縁起が良い
オリーブには「平和」「知恵」など、縁起の良い花言葉があります。生命力が強いため、「長寿」「繁栄」の象徴とされることも。また、オリーブは古代ギリシャで神聖な木として大切にされてきた歴史があり、今でも「幸せをもたらす木」として世界中で広く愛されています。
食用としても楽しめる
オリーブは眺めて楽しむだけでなく、実を味わうことができるため、育てる楽しみがさらに広がります。苦味や渋味があるため生食することは少ないですが、オリーブオイルやピクルス、塩漬けなどに加工して味わうことができます。
シンボルツリーのオリーブの育て方
日当たり&風通しの良さが大事
オリーブの育て方で一番大切なのは日当たりの良さ。直射日光に強く、葉焼けや水切れを起こすことはほとんどないため、日光がよく当たる南側に植えると良いでしょう。また、オリーブは乾燥を好むため、風通しにも配慮しましょう。
鉢植えでも地植えでも育てられる
オリーブは、地植えでも鉢植えでも育てることができます。鉢植えは日当たりや季節に応じて置き場所を変えられる点が便利。ただし、根詰まりを起こさないよう、定期的な植え替えが必要になります。地植えの場合はしっかりと根を張ることができるため、大きく元気に育てることができます。
枝の剪定は休眠期の1〜3月に
オリーブの剪定は、木に無理な負担をかけないよう、慎重に行いましょう。成長が緩やかになる休眠期の1〜3月がおすすめで、この時期に剪定することで枝葉の成長が促され、樹形を美しく保つことができます。また、枯れ枝や重なり合っている枝を取り除くことで風通しが良くなり、病害虫の発生を防ぎます。
実りを楽しむには2品種以上が必要
オリーブは自家受粉できない性質があり、実をつけさせるためには2品種以上を一緒に植える必要があります。並べて植えることで、虫や風によって花粉が運ばれやすくなり、受粉の成功率が高まります。食用としてオリーブの実を収穫したい場合は、品種の相性を確認して選ぶようにしましょう。また、種類によっては1品種だけで実をつけるものもあります。
シンボルツリーにおすすめのオリーブ3種
シンボルツリーのオリーブ① ルッカ
ルッカは寒さに強く、四季のある日本でも育てやすい品種の一つです。葉は大きめで少し捻れているのが特徴。広がりのある樹形で、成長スピードも早いため、大きく存在感のあるシンボルツリーに育てることができます。また、自家結実性があり、1本でも実をつけることができます。
シンボルツリーのオリーブ② ミッション
ミッションは葉の裏面が白く、風が吹くたびにキラキラと輝く姿が魅力です。まっすぐに伸びるコンパクトな樹形が特徴で、ベランダなどの狭いスペースでも場所を取らずに育てることができます。こまめに剪定しなくても綺麗なシルエットを保ったまま成長するため、お手入れが簡単なのも嬉しいポイントです。
シンボルツリーのオリーブ③ レッチーノ
レッチーノは気候変化に特に強い品種。一時的であれば-10℃の寒さにも耐えられると言われています。小さく薄い葉をたくさんつけるため、こんもりと丸みのある樹形に育ちます。縦にも横にも大きく成長するためこまめな剪定が必要ですが、強く剪定してもダメージがかかりにくい性質のため、好みの形に整えやすいというメリットがあります。
まとめ
美しい樹姿に癒されたり、実りを味わったり、オリーブはシンボルツリーとしても育てる楽しみがたくさん。初心者にも扱いやすく、オリーブを育てれば、誰でもその魅力に触れることができます。大事に育てたオリーブは、家族にとってかけがえのないシンボルツリーになることでしょう。オリーブ栽培を通して、マイホームと暮らしに彩りを添えてみてくださいね。