
2階の北側にフリースペース(子供部屋)を配置。屋根勾配なりに断熱を施し、壁の高い位置に空調の吹き出し口を設けている。小屋裏に仕込んだエアコンから冷暖房する計画となっている。床は、一年中を通して足触りの心地よい無垢の杉を採用し、天井はラワン合板をダークブラウンで着色して仕上げている。
広島市内の高台に造成された古い住宅地の土地を購入し、新たに2階建ての新築住宅を建設。北入り道路で、南側隣地よりも3メートル程高い立地のため、南面に多くの開口を設け、吹抜のある明るく開放的な住まいを設計した。吹抜にあるダイニングは開放的な一方、リビングは天井高を下げてメリハリのある空間に。5人の家族と1匹のネコがいつも自由に各々お気に入りの空間で過ごすことができる住まいである。家事動線や暮らしの動線がスムーズになるよう、階段を中心とした各室のレイアウトもこの家の魅力の一つである。