吉田由美賞
ビンテージカーが主役の家






審査員コメント
ファサードにも現しの木が使われるなど木造の印象が強い物件だと思いますが、愛車のクラシックカーから住まいや暮らしがデザインされていて、好きなものに囲まれて充実したカーライフを送っていることがイメージできる素敵なガレージハウスだと思いました。内側の壁もユニークで、趣味の空間を完全に切り離したまさに「秘密基地」のようなところが素敵です。
コンセプト
生活空間と、クラシックカーやヴィンテージコレクションを展示する趣味の空間を完全に分割させた住宅です。
オーナーさまはコレクターズアイテムも多くお持ちで、温度や湿度など保存状態には気を遣っていらっしゃいました。そこでコンクリート造ではなく、結露が発生しにくい木造住宅で、なおかつ十分な広さを確保できるSE構法を提案いたしました。
ガレージ側のエントランスは、2階のホビールームへと続き、ヴィンテージウエアやスニーカー、雑貨などが並ぶ空間をセレクトショップのように作り上げています。
お施主様コメント
車を眺めながら、自分の趣味も楽しめる広い空間を叶えてくれる家を探していたところ出会ったのがSE構法。ガレージの大開口はもちろんのこと、住みながら自分の趣味に合わせられるようガレージ内部はOSBで仕上げていただきました。
ガレージ部分+趣味スペースと、LDKなどの生活空間を完全に分けた設計にしてもらったので、テイストを分けることが出来てとても良かったと思います。
南側には大きな窓を設けていただいたので、冬でもとても暖かく快適に生活しています。
車種
車:CHEVROLET BELAIR NOMAD 1955年式
HONDA TNⅡ360 1970年式
バイク:HONDA MONKEY 1974年式
建築データ
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場所
三重県
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完成年
2019年
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構法
SE構法
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敷地面積
447.99㎡
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延べ床面積
190.87㎡
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規模
2階建て