S邸(地下室のある家)






コンセプト
母屋の庭の一部が建設地で、設計条件は建設地の半分は庭のまま残すことと、2台の駐車スペースの確保することでした。前面道路に向かって2台分の車庫を取り、残りの部分に趣味の茶室を配置すると、どうしても玄関としての間口が確保できません。そこで、ガレージと玄関を一体とする案を提案しました。
ホテルの車寄せのイメージで、駐車した2台の車の真ん中が、玄関へのアプローチになります。直射日光や風雨にさらされない場所にある玄関ドアには、自然木が使用され、さながらホテルのような風格さえ漂っています。
玄関ドアを開けると、正面に奥行きのある日本庭園の緑が飛び込んできます。しかし、1階はそこまで。床面積に余裕が無いため、すぐに2階に上がります。2階は、家族の皆が集うキッチン、ダイニングとリビング。それに浴室などの水廻りを配置。寝室や子ども室などの個室は全て地下に潜ることになりました。地下室のデメリットである湿気対策を綿密に練り上げ、全館空調を採用しています。
お施主様コメント
敷地の広さの割には、多くの要望をお願いしたことで、地下室が不可欠なことは最初から理解していました。大手ハウスメーカーにも相談を試みましたが、コスト面で断念し、クウェスト株式会社さんに全面的にお願いしました。狭い道路での地下工事は、大変な苦労を伴う工事だったようですが、要望通り無事に完成し安堵しました。
好みで「白くない家」を依頼し、グレーを基調に自然素材を多用した落ち着いた内装になって大変満足しています。
玄関とガレージが共存していますが、真ん中の通路の部分が広くなっているので、以前のガレージより幅に余裕があり、車の出し入れが楽になりました。ガレージにはシャッターが取り付けできませんでしたが、あまり人通りが多い場所ではないので、苦になりません。逆に、夜間はガレージと玄関、そして道路まで明るいので、防犯にも役立っています。この形、あるようでないですよね。
車種
ベンツ 2台
建築データ
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場所
東京都
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完成年
2017年
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構法
SE構法
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敷地面積
185.54㎡
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延べ床面積
121.52㎡
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規模
2階建て