池田昌弘賞
平日はリビング、休日はアウトドア。くつろぎ遊ぶガレージハウス






審査員コメント
インナーガレージのある木造住宅を構造設計するときにお手本とするべき住宅です。どうしてもガレージの入り口はスパンが大きくなってしまうので、安全面に関しては地震や津波などの天災に加え、ガレージの木造の柱や壁に車が衝突する人災にも注意が必要です。経済面でも、スパンが大きくなったり耐震壁のバランスが悪くなるとコストアップにつながります。この作品は外観からは想像もつかないさりげない玄人の技で、それらの問題を見事に解決しています。
コンセプト
2階建てなのに階段が2つあるガレージハウス
・ガレージによって区切られた1階
1階中央の建物を分断する位置に、趣味や理想の生き方を実現するためのガレージがあります。ガレージの左側はアプローチと玄関のパブリックゾーン。右側は、水回りと主寝室などのプライベートゾーンと、同じ階でもエリアを分けているため、来客は玄関からつながる階段を上り2階LDKへ。プライベート空間へは2階のLDKからつながるもう1つの階段を下りないといけないようになっています。また、床材もパブリックとプライベートで使い分けています。
・ガレージとつながるホビールーム
ご主人がガレージでDIYなどしているときに、奥さまは別のことをしていても同じ空間にいたいというご要望から生まれた、ガレージ横の壁一面サッシとなっているホビールーム。
・将来を考えて作られたLDK
現在は1つのLDKとなっているが、将来お子さまができることなども考えて区切れるよう、左右対称に窓なども配置されています。さらに造作家具もBOXの使い方でデスクにもTV台にも変化します。
・オリジナルキッチン
お友達を呼ばれることが多いということで、みんなで囲みやすいアイランド型を採用。また、ホープスのオリジナルキッチンとなっており、扉の材料も木を使用。奥様がフードカメラマンなので、将来的に独立したら自宅をスタジオとして使うことも考えられています。
お施主様コメント
ご主人さまは「いよいよ一軒家に住むことになり、ここから新しい生活が始まる。仕事も心機一転。第二ステージという気持ちでした」。
奥さまも「仕事頑張ろう!」そう前向きに思ったそうです。
また、ご主人さまは「僕としてはガレージにこだわりました。ただのガレージじゃなくて、部屋と繋がっていて、お客さんも使える。自分たちの中では【山部屋】と名付けて、スノボなどの山関係の道具をおいていじったりしています。もちろん車にも荷物を直接積み込むことができるようになっています」とおっしゃっていました。
車種
トヨタ ハイラックス
建築データ
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場所
東京都
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完成年
2019年
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構法
SE構法
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敷地面積
438.03㎡
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延べ床面積
122.55㎡
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規模
2階建て