これからのニューノーマルな暮らしに最適! 暮らしやすい二世帯住宅を建てるための、8つのコツ

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私たちの暮らしの中に、感染症対策を考慮した生活スタイルが少しずつ浸透してきています。それは、これから家づくりをするうえでも考えていきたいところ。高齢者は特に重症化しやすいと言われていますので、すぐにお互いの様子を見に行ける二世帯住宅はニューノーマルな暮らし方にも合っているでしょう。ただ考えなければいけないのは、親世代と子世帯が一緒に暮らす二世帯住宅だからこそ、感染症対策になるアイデアを取り入れるべきポイントがあります。そこで、これからのニューノーマルな暮らしにぴったりの、二世帯住宅を作るコツをご紹介します。
【二世帯住宅を建てるコツ1】間取りに中庭を設けて、自然な形でのエリア分けを
家の真ん中に中庭を設ける間取りは、実は二世帯住宅にも最適です。中庭を中心にぐるりと回遊した間取りになっていることで、いざという時には家族間でも距離を取ることが可能。適度な距離を保ちながらも、家のどこかに家族がいることを感じていられるのです。また、中庭に向けて大きく窓を取ることで、周囲からの視線を気にせずに、いつでもしっかりと換気ができるメリットもあります。いざ感染症に感染した場合は、例え軽症でも隔離が必要な時がありますが、そんな時にも中庭に出ることが出来ますので、気分転換をするのにも最適な空間になりますね。
中庭に面して全面をガラス貼りにしていることで、家の中でも視界が行き交うことができ、家族間でのコミュニケーションの機会がぐんと増えます。たとえば、中庭に出てグリーンのお手入れをしている最中に、上階にいる家族と会話ができたり、帰ってきた子供たちに「おかえり」と声をかけたりと、お互いの存在をしっかりと感じることができます。
【二世帯住宅を建てるコツ2】二世帯が一緒に使える、開放感抜群の共有スペース
二世帯住宅を考えるうえで、親世代のスペース、子世代のスペース、そして二世代が一緒に使える共有スペースがあることがベスト。生活空間では適度な距離を保ちながらも、それとは別に共有スペースがあることで、お孫さんたちとおじいちゃんおばあちゃんが一緒に遊んだり、娘と母でのんびりお茶をするなど、家族が思い思いに過ごせる大切な場所となります。
無症状の元気な世代が高齢者に無自覚に感染させるという例も聞きますので、共有スペースがしっかりと換気できる工夫を忘れずに。換気がしやすく、開放的な空間が共有スペースの理想の形です。換気をしながら、安全に世帯間のコミュニケーションを図りましょう。
スキップフロアの間取りは、二世帯住宅ではよく取り入れられるアイデア。少しずつ段差をつけることで、自然な形で空間を分けることができます。また、こちらにお宅のように、二世代の共有スペースを家族の目が一番届く場所に配置するのもおすすめ。家がひとつづきの空間になっている吹き抜けタイプのスキップフロアは、家族の存在がいつでも感じられるほか、換気がしやすく風が気持ちよく通り抜けるなど、さまざまなメリットがあります。
【二世帯住宅を建てるコツ3】みんなでゆったり座れる、大きなダイニングテーブル
感染症は、気づかないうちに家族間で移しあってしまうことも考えられます。それを防ぐ意味でも、家の中であっても、少し距離を置いて食事をしたり、会話をすることを心がけましょう。これから家づくりを検討しているなら、大きなダイニングテーブルを選んでみるのもアイデアのひとつ。大きなテーブルで椅子をゆったり配置することで、家族間でも自然な形で距離を取ることができます。
二世帯住宅でキッチンとダイニングテーブルも共用であれば、少しスペースに余裕がある間取りにするのがおすすめです。さらに、こちらのお宅のように、キッチンとダイニングテーブルが一体化したデザインで、和室が顔の見える位置に配置されている場合は、距離を取りながら食事をしたい時にも、片方の世帯はダイニングスペースで、もう片方の世帯は和室でと言うように、少し距離を取って食事を取ることもできますね。
【二世帯住宅を建てるコツ4】玄関に緩衝地帯としての役目を持たせる工夫
大きな開口部から明るい光を十分に取り込むことが出来る玄関ホール。部屋の内部との間仕切りもガラスが用いられていて明るい玄関からの光が入り込みつつ、型ガラスなのでプライバシーは守られています。例えば家族の誰かが感染症に感染した場合、なるべく他の家族との接触を避けたいですよね。そういう時は、玄関を緩衝地帯として使う事で解決できることもあります。玄関ホールに階段を作ることで、個室で隔離されている家族は他の家族が集まるリビングには入らずに過ごすことが出来ます。
土間玄関と、LDKの仕切りはオープンな透明ガラスの間仕切りで、中庭側にも大きな開口部がありますので室内はとても明るくオープンなイメージです。また、玄関は土間になっていて収納スペースも広く、使い勝手が良さそうです。通勤や通学、または買い物などで外出しなければならない人も、出来るだけ外の汚れやウィルスは家の内部まで持ち込みたくないですよね。そういう時にも玄関を緩衝地帯として使うことが出来ます。玄関を広く取り、収納スペースを設けることで、外出先から帰った時に、外部からの埃や汚れを玄関で落とし、収納してから室内へ入ることができるので安心ですよね。
【二世帯住宅を建てるコツ5】リモートワークにも最適な、個室や書斎を用意する
最近のトレンドでは、個室を細かく区切るのではなく、できるだけ大きな空間を持つ家が主流になりつつありました。しかし、ニューノーマルな暮らしでは、個室をもつことが重要視されてきています。ちょっと心配な症状があれば、すみやかに個室で隔離することもできるので安心。また、リモートワークが当たり前になってきたことで、書斎で仕事に集中したい時もありますし、リモート会議などがある場合は、家の内部の様子などをビジネスの場に出したくないですよね。そのためにも、個室や書斎があるとオンとオフの使い分けがスムーズに出来るでしょう。
書斎であれば、仕事や読書をする場所であることが多いので、あまり大きな空間は必要ありません。ちょっとしたスペースでもいいから、ひとりになれる場所が欲しいというお父さんたちも多いでしょう。ちょっとした書斎でも、区切られた空間があることで、いざという時にはさまざまな使い方ができそうです。また、個室を作る際には、しっかり換気ができるように考慮することも忘れずに。
一人になれることが出来るメリットは、何も仕事の為だけではありません。外出が出来ずに家族とだけ常に顔を合わせていると、たまには一人になってぼーっとしたいと思う人もいるでしょう。そういう場合にも個室があることはメリットになってきます。
【二世帯住宅を建てるコツ6】オープンエアで食事ができる、デッキを設ける
二世帯住宅で親世帯と子世帯が同じ空間に暮らしていて、感染の面で一番気になるのが、一緒に食事をするとき。そこで、デッキなど外に椅子やテーブルの置かれたスペースがあると、お天気の良い日はそこで飲食をすることもでき、親世代と子世帯が密にならずに安心して食事を楽しむことができます。デッキを設けることは、二世代間のコミュニケーションがよりスムーズになるアイデアのひとつです。また、外出を自粛する必要がある時にも、アウトドアリビングがあるのはとてもメリットがあります。キャンプ道具を買って、ウッドデッキにテントを張ってみんなで食事を楽しめば、外出できないストレスも発散できそうです。
大きな開口部をフルオープンにすれば、リビングルームとデッキが大きな空間に変身! 親世代と子世代で一緒にバーベキューをしたり、母と娘でヨガやストレッチをしたりと、さまざまな屋外でのコミュニケーションが楽しめます。子供たちにとっても、オンライン授業で外出出来ない時もありますから、部屋の内部からからフラットにデッキに出ることが出来れば、部屋が2倍になったような気分で大いに遊びを楽しむことが出来るでしょう。
【二世帯住宅を建てるコツ7】玄関から分かれる、完全分離型の二世帯住宅も選択肢に
こちらの完全分離型の二世帯住宅は京都に建つ家らしい、和の趣が感じられる風情たっぷりのアプローチと玄関周りが印象的です。親世帯には本格的な枯山水を眺めることのできる和室、子世帯には趣味のオートバイをメンテナンスも出来る特別仕様の車庫、と言うように2世帯のこだわりが詰まった住宅になっています。外出自粛期間には、遠くに住む家族に1年以上も会えなかったという声を多く聞きましたが、完全分離型の二世帯住宅であれば、それぞれの生活を送りながらも会いたい時には顔を見せることが出来るという事がメリットですね。
完全分離型の二世帯住宅になりますが、玄関扉が隣同士に配置されていますので、丁度いい距離感と言えるのではないでしょうか。完全分離型の二世帯住宅は、それぞれの空間づくりを自分好みに作ることが出来るという事があります。世代が違えば趣味が違うのは当然ですので、家づくりの段階で家族とぎくしゃくすることがないのはいいことですよね。普段の生活もお互いに独立して出来ることがメリットですが、何か手助けが必要になればすぐに駆け付けることが出来るという事はやはり大きな安心感につながるでしょう。
【二世帯住宅を建てるコツ8】各階に洗面台を設けて、家族間での感染対策を
感染予防のためには、こまめな手洗いが大切です。家に複数の洗面台を設けることで、こまめな手洗いを促すことができ、また具合の悪い家族が出てしまった場合は分けて使うことが可能です。2つ目の洗面台は小さなもので十分ですので、家族がよく行き交う廊下の一角に設置すると、頻繁に使用できるので便利です。
デザイン性の高い洗面台を部屋の一角に設ければ、違和感なくインテリアに溶け込むはず。デザインが複雑なものより、さっとお掃除がしやすいシンプルなものをチョイスすると、清潔に保つこともできます。親世代と子世帯で、使う洗面を分けるなどのルールを作れば、誰が掃除をするのかが明確になって、キレイがキープできそうです。
まとめ
これから二世帯住宅を検討する予定であれば、ニューノーマルな暮らしに対応した家づくりをするのがいいでしょう。二世代のコミュニケーションを大切にしながらも、いざとなれば空間が分けられるような間取りにしたり、感染予防のために換気や風通しがしやすい作りにするなどの工夫が必要になります。ぜひ、ご家族のライフスタイルに合った、素敵な二世帯住宅を実現させてみませんか?