家と共に、家族と共に、成長する我が家のシンボルツリー

家と共に、家族と共に、成長する我が家のシンボルツリーのインデックス
- 1.シンボルツリーに何を植えようか? 樹種選びのポイント
- 2.シンボルツリーにおすすめの常緑樹4選
- 3.シンボルツリーにおすすめの落葉樹4選
- 4.シンボルツリーのメリットは目隠しにもなること
- 5.シンプルな外観にシンボルツリーが表情を与える
- 6.中庭シンボルツリーなら家のどこにいても家族に癒しを
- 7.中庭シンボルツリーは、オープンなら外部にも彩りを添える
- 8.アウトドアリビングにシンボルツリーを置くとくつろぎも倍増
- 9.年を重ねたシンボルツリーが家の歴史を感じさせる
- 10.都心の家のシンボルツリーのありかた
- 11.建物が建つ条件から、シンボルツリーの位置が決まる
- 12.シンボルツリーを身近に感じる工夫
- 13.家の前が公園みたいになるシンボルツリーの配し方
- まとめ
一戸建てを建てるということは、家づくりだけではなく庭づくりも含めて考え、トータルにデザインのコーディネートが出来るということ。その際には、家の雰囲気に合う、大切な家族と一緒に成長を見守って家と共に経年変化を楽しめるような木が庭にあったら素敵ですよね。家族の目に入りやすいところに、そんな家のシンボルとなるような「シンボルツリー」を植えることを考えてみてはどうでしょうか。そして、シンボルツリーと一言でいっても様々なタイプがあります。今回は庭のどの部分に植えるか、家族の目に付くところならどんな場所がいいのか、等も考えながら実例を交えて見ていきましょう。
1.シンボルツリーに何を植えようか? 樹種選びのポイント
シンボルツリーでよく選ばれるものとしては一年中緑が絶えない「常緑樹」です。一年中緑が絶えないので、ゆるやかな目隠しとして最適ですし、一年を通して緑が目に入るので住む人にとっても心地いいと言えるでしょう。注意点としては、一年中葉があるという事は足元の日当たりが悪くなるという事なので、日が当たって欲しいなという場所には植えない等の位置を考えることが大切になるでしょう。
もう一つは季節によって葉が落ちる「落葉樹」です。落葉樹は季節によってその形状が変わっていくので、日本人にとって大切な「四季」を感じることが出来ます。春には花が咲き、初夏には新緑の眩しさを感じ、秋には紅葉という具合ですね。少し寂しいのは葉がすっかり落ちてしまう冬ですが、その分冬の貴重な日光を家の中に取り入れることが出来るという事も言えます。どこに植えるかという事も含めて「常緑樹」か「落葉樹」を選ぶようにしましょう。
2.シンボルツリーにおすすめの常緑樹4選
2-1.オリーブ
オリーブの木は、よくお洒落なカフェで植木鉢に植えられて飾られているイメージですが、シンボルツリーとしても人気が高い樹種です。地植えにすると5m~10mほどに育つという事です。湿気に弱いそうなので、水はけには注意が必要ですね。オリーブは実が取れるのはもちろん、5-6月には白くて可愛い花が咲くそうです。見て楽しく、収穫も楽しめるシンボルツリーとなりそうです。
2-2.ユーカリ
ユーカリは、自生している地域では70mにまで育つ木もあるそうです。葉っぱも大振りで目立ちますし、その葉の色がシルバーがかった緑色ということで色味も人気の理由の一つです。そして、何と言ってもハーブとしても有名なので香りもすごくいいですね。その花はドライフラワーにしても香りが長く続くという事で家の外でも中でも楽しめそうです。
2-3.キンモクセイ
キンモクセイは香木と呼ばれるほど香りが強く、キンモクセイの香りをかぐと秋が来たなぁと季節を感じることが出来る木の一つです。公園などでもよく見かけますね。そのオレンジの花は小さく可憐なイメージですが、中国では食用として砂糖漬けにしたり、日本でも鹿児島地方ではお茶の原料として使われることもあるそうです。
2-4.ミモザ
ミモザもキンモクセイ同様小さくて可愛い黄色い花を咲かせますが、ミモザの花の咲く時期は3-4月となります。日光を好むので植える時は日当たりの良い場所を探すとよいでしょう。また、稀にアレルギー反応を起こす人がいることもあるので、心配な方は事前に調べることをおすすめします。
3.シンボルツリーにおすすめの落葉樹4選
3-1.サクラ
言わずと知れた日本の花である桜です。花見の名所は毎年たくさんの人でにぎわう事を考えたら、自宅に居ながらにして花見が出来れば素敵ですよね。意外にも初心者にも育てやすいという事ですが、根が張りやすく、樹種によっては大木になることもある点に注意して育てる必要があります。
3-2.モクレン
モクレンは白くて大きい花がとても華やかなイメージがあると思います。こちらも春に咲く花で、季節を感じますね。ただ、花が咲いても3日ほどで落ちてしまうという事なので楽しめる期間は短いのですが、満開になった時の豪華さはやはり周囲の目を引く事でしょう。生長が早いので毎年剪定しなければならないですが、気を付けたいのは花が咲いた後に葉が生えるので剪定時に間違って新芽を切らないことです。
3-3.モミジ
日本では秋と言えば紅葉狩りと言われるほどなじみの深いモミジです。日当たりを好むそうですが、日が当たり過ぎると葉が変色しやすいので半分日影になるような場所に植えるようにしましょう。余り知られていないことかもしれませんが、モミジも春には小さな花を咲かせますので自宅に植えた際には花も楽しんでみてください。
3-4.カツラ
カツラは公園や街路樹でもよく見かけますが、葉の形がハート型で甘い匂いがする樹種です。春の新緑の時期から秋の紅葉の時期まで、そのハート型の葉を長い期間楽しむことが出来ます。そのしてその香りはキャラメルのような甘い匂いで、新緑の時期よりは紅葉の時期に香りが強くなるそうです。
4.シンボルツリーのメリットは目隠しにもなること
家の前面に庭があり、壁のないオープンな作りのお宅です。オープンな作りの家では外からの視線が気になりますが、そのような家でも、シンボルツリーを家の正面に植えることで、ゆるやかに目隠しすることができます。砂利道と緑の芝生にシンボルツリーと言う白と緑のコントラストが目に鮮やかであり、癒しを与えてくれる瑞々しさを感じます。
5.シンプルな外観にシンボルツリーが表情を与える
窓の一切見えないシンプルな外観のお宅があります。もちろんそのままでも構いませんが、こちらの実例のように家の前面にシンボルツリーを植えてみてはどうでしょうか。昼間は緑がみずみずしい雰囲気を醸し出してくれますし、夜には照明を通して家の壁に様々な表情を与えてくれます。季節によってその姿を変えるシンボルツリーは、成長して背が高くもなります。その時々によって壁に描く影の形もバラエティに富んだものになりそうですね。
6.中庭シンボルツリーなら家のどこにいても家族に癒しを
家の中心に中庭があり、部屋のどこに居てもプライベートが確保された開放感を味わうことが出来ます。そして、その中庭にシンボルツリーを植えることで、家の中でどこに居ても家族全員がすぐにそのシンボルツリーの姿を見ることが出来ます。緑を見ることは、目に良い効果をもたらすのはもちろんのこと、心まで穏やかになっていきます。また家族の身近にあることでシンボルツリーの成長ぶりを家族みんなで見守ることが出来るのも、コミュニケーションが増えるきっかけになるのではないでしょうか。
7.中庭シンボルツリーは、オープンなら外部にも彩りを添える
こちらのお宅はコの字型に配された家の中央部分に中庭があり、その中庭にシンボルツリーを配しています。完全に閉じた中庭ではないことで、庭や家の中が見えすぎてしまわないか心配になりますが、そんな時にもシンボルツリーが中央にあることで、外部からの視線を緩やかに遮ってくれます。また、オープンな中庭にあるシンボルツリーであれば、住む人だけのものではなく、道行く人にとっても癒しを感じさせてくれて、街に彩りを添えてくれる役目も果たしてくれるでしょう。
8.アウトドアリビングにシンボルツリーを置くとくつろぎも倍増
大きな吹き抜けを持つ大開口のリビングの隣には、ウッドデッキが敷かれたアウトドアリビングがあります。壁を高く作っているので、プライバシーはしっかりと守られつつも、開放感はたっぷりと味わえる空間になっています。その開放感あふれるアウトドアリビングにはシンボルツリーが配されています。実はこのお宅は中庭にも大きな空間があり、その中庭にもシンボルツリーがあります。シンボルツリーは何本あってもいいですし、家の内部に「見せ場」が複数あるというのも大変魅力的ですね。
9.年を重ねたシンボルツリーが家の歴史を感じさせる
こちらのお宅はもともとあった土地に建て替えで新築されたお宅なのですが、シンボルツリーはなんと昔のままのものを生かしています。建て替え前は倉庫の裏に隠れるようにして目立たない植栽だったようなのですが、家を新しくしてからは立派なシンボルツリーになっています。また、昔からそこに植わっているためその土地の歴史を感じますし、住む人にとっても大事な思い出をそのままに出来るので、より愛着がわくのではないでしょうか。
10.都心の家のシンボルツリーのありかた
住宅密集地に家を建てる時にはプライバシーを確保しつつ、快適で開放感あふれる空間を考えなければなりません。そんな都心に建つこちらのお宅。外観は外に閉じて中庭を作り内に広がりを感じる計画となっています。外観もただ外に閉じているというのではなく、あまり人が留まる場所ではない玄関には大きなガラスがはめられています。そしてそのガラス前面に、視線を緩やかに遮断するようにシンボルツリーが配されていて、開放感とプライバシーの確保が両立できています。
11.建物が建つ条件から、シンボルツリーの位置が決まる
土地の方位方角によって、建物の計画は大きく変わります。日照や通風の条件でリビングや各部屋をどこに配置するかを考えなければなりません。こちらのお宅ではそのような条件から西側にある前面道路側は、西日を避けるために閉じたデザインとすることになりました。その結果、真っ白なキャンバスのような前面外観が完成したのですが、その外壁に彩りを加えてくれるのが、このお宅のシンボルツリーたちです。三本それぞれの樹種の特徴を考えて樹種を選定しデザインされているのが、見ただけで分かりますね。
12.シンボルツリーを身近に感じる工夫
せっかくシンボルツリーを植えても、忙しい日々の中、ただ目に映るだけの存在になってしまっては勿体ないですよね。植物は手を掛けてあげて、声を掛けてあげると本当に変わってくるそうです。こちらのお宅では、バルコニーにシンボルツリーを配しています。このようにリラックスできる空間にあることで、より身近に感じて、お世話をしたいな、と思うのではないでしょうか。
13.家の前が公園みたいになるシンボルツリーの配し方
こちらは家の前面に大きな庭があり、その中にシンボルツリーが配されています。庭には芝生が敷かれていてブランコも置かれているので、この家に住む子供だけではなく、前を通り掛かった子供たちも思わず遊びに入ってきそうなオープンな雰囲気です。みんなで遊んでいる庭に配されたシンボルツリーは、遊びに来た子供たちからも愛されるシンボルツリーになりそうですね。
まとめ
今回は、シンボルツリーの様々な配置を見ていきました。その配置は家の外観や中庭、またはバルコニーやアウトドアリビングなど、実に多様です。シンボルツリーは1本だけではなく、複数本あるとより楽しめるという事もお分かりいただけたのではないでしょうか。
「常緑樹」か「落葉樹」のどちらを選ぶかという事もありますし、家の雰囲気に合わせて樹種を選ぶことも大事ですが、シンボルツリーを植えるという事は、そのシンボルツリーを育てるという事がセットになってついてきます。自分たちのライフスタイルに合うように、世話の仕方によっても樹種の選び方は変わっていくと思いますので、そういった視点からも考えてみてはいかがでしょうか。