スロップシンクとは? 具体的な5つの活用法とメリットデメリット

スロップシンクとは? 具体的な5つの活用法とメリットデメリットのインデックス
昔は家を建てるというと、プロにおまかせしてある程度決まったものの中から選ぶというイメージがありましたが、最近の家づくりは、とても自由度が高い印象を受けます。住む人のライフスタイルに合わせて、必要なものを必要な場所に配置して、暮らしをもっと豊かにするというように。今回はそんな自由な選択の一つとも言えるスロップシンクについて見ていきましょう。
スロップシンクとは
スロップ(slop)は英語で「汚れた水」という意味があり、スロップシンクとは、汚れた水を流すシンクという事になります。靴や雑巾、ドロの付いた野菜等を洗うとき、キッチンや洗面所のシンクを使うのには抵抗があるときに使えるシンクと言えます。他にも、最近はペットを家の中で飼う方も増えていますので、お散歩から帰った後にペットの足を洗ったり、感染症対策や衛生上の観点から家の中にシンクが複数あるというのも、便利で安心と言えそうです。
スロップシンクのメリットとデメリット
さて、スロップシンクとはどういったものかお分かり頂いたところで、実際に自分たちの暮らしに必要かな? 役に立つかな? と思われた方もいらっしゃると思います。次にご紹介するのは、スロップシンクをつけた場合のメリットとデメリットです。自分達の毎日の暮らし方やルーティンを想像しながら、それぞれのメリットデメリットを一つずつ読んで頂き、これは便利そうだな、そういえばこういう事ができるといいなと思っていたんだ、など、家族で話をしてみてはいかがでしょうか。
メリット1:掃除で汚れたものを洗う
毎日の掃除は掃除機を使うのが気軽で便利だと思いますが、なにかを床にこぼしてしまったり、週末の時間がある時等は拭き掃除をすることもあるでしょう。そういった汚れの付いた物を洗うのに、食べ物を扱うキッチンや、顔を洗う洗面台を使うことには抵抗がある方も多いでしょう。その場合にスロップシンクがあると便利ですね。
メリット2:玄関で手足や汚れた衣類を洗える
子供が小さいうちは、どろんこで帰ってくる事も多いですよね。全身泥だらけになった子どもたちをそのまま部屋にあげると後が大変です。玄関先にスロップシンクがあれば、その場で脱がせてお風呂に直行させるということも可能です。汚れた衣類や靴はスロップシンクですぐに洗えるというメリットは大きいですよね。
メリット3:テラスで汚れた道具を洗うことができる
例えば、アウトドアリビングを作りたいとお考えの方や、ガーデニングが趣味の方にもメリットがあります。アウトドアで使う調理器具は大体が大型で油汚れや焦げ付いたものが多いので、スロップシンクのように深くて大きなシンクがあればとても便利です。ガーデニングで使う道具も、大きくて泥が付いているものなので同様の事が言えますね。
デメリット1:スペースが必要
まずデメリットのひとつめとしては、スペースの問題です。屋内で使えるほうが便利ですが、スロップシンクを設置するためにはある程度のスペースが必要となります。どうしても屋内に設置が難しければテラスやデッキに設けても便利でしょう。
デメリット2:種類が少なく工事が必要
スロップシンクは、大変便利な設備ですが、まだ取り入れる家庭が少ないため、大きさやデザインが豊富にあるわけではないというところがデメリットと言えるでしょう。また、給水や必要であれば給湯設備を敷設するには別途工事が必要となります。
スロップシンクの具体的な5つの活用法
スロップシンクについてのメリットデメリットをお分かり頂いた次は、具体的な活用方法について、見てみましょう。スロップシンクを使う5つのシーンを詳しくご紹介しますので、イメージして頂きやすいと思います。こういう時にはスロップシンクがあったほうがやっぱり便利だな、とか、こんな使い方があったのか、うちならこんな使い方が出来そう!…等の意見が具体的に出てくるのではないかと思います。具体的な使用シーンが決まってくれば、家の中に置くならこの場所に必要だ、と言うことも家を建てる前に把握することが出来るので計画もしやすくなるでしょう。
活用法1:つけおき洗いなど
活用法1としては、汚れ物の浸け置き洗いです。軽く洗ったぐらいでは取れないガンコな汚れには、やはり浸け置き洗いが一番です。一般的には、洗面台、浴槽、洗面器を使う方もいらっしゃいますが、スロップシンクがあれば時間を気にせず浸け置いておく事が出来ますね。
活用法2:泥のついたものを洗う
次に、泥が付いた物を洗う事です。泥がついたものを洗うときは、シンクの汚れはもちろんのこと、排水管がつまらないか等も気になりますよね。その点スロップシンクであれば、普通のシンクより、排水管の経が大きいこともあり、詰まりにくい構造になっているので安心して使えます。
活用法3:ペットを洗う
3つ目は、ペットのためです。最近はペットを家の中で、家族と同じ空間で飼う方も増えています。ペットというより、家族の一員と考える方が多くなってきているということでしょう。ペットを散歩させた後、足を洗うのに毎回バスルームを使うのは大変です。そんなときにもスロップシンクが大いに役立ちますね。
活用法4:絵の具やDIY、アウトドア道具を洗う
家に居ることが長くなった皆さんの中には、新しく趣味で書道や絵画を始めた方もいらっしゃるかもしれません。また、お子さんがいる家庭では図工や書道の時間に使った道具を持ち帰って洗う必要がありますよね。そういったものを洗う時にもスロップシンクはとても便利です。
活用法5:レンジフードや家電のフィルターなどを洗う
普段はあまり掃除をする場所ではない、キッチン換気扇周りであったりエアコン周りなどの掃除をするのにもスロップシンクは役立ちます。スロップシンクは他のシンクに比べて大きいので大きな換気扇フィルター、エアコンフィルター等も水や洗剤につけておくことが可能だからです。
スロップシンクを取り入れる際のポイント
ここまで、スロップシンクについて説明してきましたが、では、実際にスロップシンクを取り入れる際のポイントについてご紹介しましょう。まずは、使う用途がはっきりしているかどうかを確認しましょう。例えば、雰囲気だけで便利で良さそうと思ってつけてしまうと、後で使う場面が少なく、別の事にスペースを使えば良かったと思う事にもなりかねません。また実際につける際には屋内につけるか屋外につけるかも用途によって違ってきますのでいずれにしても、明確に目的を持って計画しましょう。
どうしても広いスペースは取れないが、スロップシンクのような使い方がしたいという方には、洗面のボウルを大きめにする、理科の実験用に使われる丈夫なシンクを洗面に設置すると、洗面と共用にはなりますが、似たような活用が可能です。
小さなお子様がいる、ペットがいるなどで汚れ物を洗うシーンが多い方にはこれらを踏まえて検討していただくと良いのではないでしょうか。
まとめ
さて、今回はスロップシンクについてご紹介しました。あまり聞きなれない設備器具ですが、あると大変便利だという事もお分かりいただけたのではないでしょうか。そうはいっても、シンク自体の大きさがそれなりにありますので、限られたスペースの中でどれぐらい有効活用できるのか、自分たちのライフスタイルに照らし合わせて考えてみることが大切ですね。