【3畳〜8畳の広さ別】子供部屋の間取り&レイアウトアイデア集

【3畳〜8畳の広さ別】子供部屋の間取り&レイアウトアイデア集のインデックス
家づくりをする際に、お子さんがいるご家庭はもちろん、今後家族が増える予定のご夫婦であれば、間取りに子供部屋を検討することでしょう。お子さんにとって、子供部屋は室内で遊ぶ場所であり、将来的にはプライベートな場所となる、とても大事な空間です。
また、限られたスペースでもワクワクできるような仕掛けがあったり、成長に合わせてフレキシブルに変更できるなど、子供部屋づくりにはちょっとしたコツが必要。そこで今回は、部屋の広さ別、年齢別に子供部屋のレイアウトやアイデアをご紹介しましょう。
子供部屋の役割
子供部屋は、子供が一人になれる大切な空間であり、成長に伴う様々な役割を担っています。子供の成長に合わせた適切な環境を作ってあげることで、子供は自立心や創造性、学習意欲など、多様な能力を養うことができるでしょう。
自己管理能力を育む
子供部屋は、子供が自分で管理する最初の場所となります。自分で片付けや整理整頓をすることで、自己管理能力が育まれます。子供が自由に行動でき、自分なりのルールを決められる環境は、自立心を育む上でとても重要でしょう。親は子供に任せきりにするのではなく、適切なアドバイスをしながら、自主性を尊重し、試行錯誤しながら、責任感や達成感を得る空間を提供することが大切です。
子供の学習やプライベートの充実
子供部屋は、勉強や趣味を楽しむスペースとしての役割もあります。落ち着いた環境で集中して勉強できるよう、机やライト、本棚などの学習設備を備えることが大切です。また、好きなおもちゃや本、ゲーム機などを自由に置くことにより、子供のプライベートな時間を大切にできます。子供にとって、誰にも邪魔されない、自分だけの世界に没頭できる空間があることで、創造力や想像力が養われていくでしょう。
子供部屋のレイアウトのポイント
子供部屋のレイアウトを決める際は、子供の年齢や成長に合わせて、変化できるようにしましょう。そうすると、年齢ごとに子供の学習環境や遊び場、収納スペースなどの割合を、柔軟に変更できるようになり、快適な生活が送れるようになります。
将来を見据えてシンプルな家具を
子供は、成長するにつれて遊び方や好きなものが変わっていきますので、個性的な家具は避け、合わせやすいデザインを選ぶといいでしょう。万が一汚してしまっても気にならないよう、お手入れが簡単で実用的な素材を選ぶのもポイントです。また、ベッドや学習机、収納家具などの必需品は、成長に合わせてサイズを変更できるものを選ぶと便利です。子供が小さい頃から、シンプルで無駄のない家具を揃えておけば、成長に合わせて部屋の模様替えがしやすくなります。
配置と収納の工夫でスペースを作る
コンパクトな子供部屋でも、上手に家具を配置し収納を工夫すれば、過ごしやすい居住空間を作り出すことができます。まずは、窓や扉の位置との関係から動線を考え、ベッドと学習机、収納棚の配置を決めましょう。天井近くのスペースを利用して、部屋の上部に収納を設けるのも空間の有効活用になります。その他にも、収納ボックスを利用したり、ベッド下を収納スペースにしたりと、隙間を上手く使うことで、空間を最大限に生かせるでしょう。
勉強に取り組みやすい環境を整える
子供が、落ち着いて勉強に集中できる環境づくりも重要です。まずは、勉強机の配置に注目しましょう。自然光が入る場所に設置すると、集中力が続きます。また、机周辺を無駄なものを置かずシンプルにすると、気が逸れるのを防ぐことができます。さらに、目に優しく調光できるライトを活用すれば、明るさを状況に合わせて調節できます。本棚や収納ボックスを置いて、参考書や文房具をまとめれば、整理整頓もしやすくなり、勉強へのモチベーションもキープできるでしょう。
【3畳〜8畳の広さ別】子供部屋のレイアウト集
子供部屋とひと言で言っても、広さによって使いやすさは大きく変わります。とは言っても、家の大きさには限度があるので、確保できる広さは決まってきてしまいますよね。そこで、広さ別の注意点や上手な活用方法をご紹介します。
【3畳】小さなスペースは、基地感覚で楽しめる!
3畳ほどの子供部屋は、小さいお子さんであれば、おもちゃ箱など必要最小限の家具だけにしてプレイルーム感覚で使うのがいいでしょう。また、限られた空間だからこそ、吊り下げタイプのアイテムを使ったり、壁面を上手に活用するのもおすすめです。小さくても自分だけの空間があることで、片付けをしたり、自分が使いやすいように工夫をする意識も芽生えるでしょう。この広さは秘密基地感覚で、楽しく子供部屋を利用することができますよ。
【4.5畳】家具の工夫次第で、空間を有効に使える!
完全に一人の個室にするには、少々コンパクトな4.5畳の子供部屋。都心部の狭小住宅では、このぐらいの広さしか取れないというお宅も多いでしょう。ベッドと勉強机を置いてしまうと、残りのスペースはそんなに広くは使えませんが、「勉強する」「寝る」などの基本的な目的は十分に叶えられます。限られたスペースを有効に活用するためには、二段ベッドの下が勉強机や収納になっている家具などを活用するのもいいですね。
【5畳】家具のレイアウトはあらかじめ決めておく
ベッドや机、本棚など一通りの家具を置いても、ある程度余裕のある広さで個室として使いたい場合は、最低でも5畳はあるといいでしょう。中学生以上になると、自分の個室で過ごす時間も増えますので、お子さんの成長後も快適に使うことができます。ただし、5畳という広さは、意外と家具の配置などが難しく、部屋の形によってはレイアウトがしにくい場合もあります。その際には、あらかじめどこにベッドを置くことができるかだけでも想定しておくといいでしょう。
【6畳】一人部屋としてしっかり使える標準サイズ
子供部屋として標準的な広さなのが、6畳のサイズ。勉強机、ベッド、本棚、洋服タンスぐらいは置けるぐらいのスペースがあるので、将来的にも余裕をもって使うことができます。お子さんが中高生以上になると、本や教材、学校に荷物、服など、子供自身の物が増えますので、このぐらいの広さは欲しいところ。6畳のサイズになると、レイアウトもある程度自由にできるので、お子さんが自分の気分でも模様替えを楽しむこともできますね。
【7畳】家具を配置しても、余裕のある広さ
シングルベッドに勉強机、本棚、洋服タンスを配置して、さらに残りスペースに余裕をもたせたい場合は、7畳の子供部屋がおすすめです。また、きょうだい2人の部屋として使う場合は、二段ベッドを活用して、それぞれの勉強机を置く余裕もあるでしょう。部屋の真ん中に二段ベッドを置いて部屋を分割し、それぞれのパーソナルスペースを確保することもできます。
【8畳以上】小さい頃は2人で、成長したら仕切って個室に
8畳以上あれば、小さい頃はきょうだいで走り回って遊べるぐらいの広さがあり、プレイルームとして活用できます。また、お子さんたちがある程度大きくなったら、リフォームで壁や引き戸などを作って仕切れば、個別の部屋として使うことができるサイズです。そのケースを想定して、あらかじめ入口と収納を2つずつ作っておくご家庭も多いですね。
また、現在は一人っ子でも、将来的にきょうだいが増える可能性があれば、8畳以上の子供部屋をまずは1部屋用意しておくのも手。きょうだいが増えた場合は将来的に仕切ることを検討し、また一人っ子だった場合も余裕をもって使うことができます。
【年齢別】子供部屋のレイアウト集
子供部屋のレイアウトは、子供の年齢や成長段階によって、変えていく必要があります。乳幼児期から中学生までは、成長に伴う好みの変化や、新たに必要になってくるものもあります。それぞれの時期に合わせて、機能性と使い勝手を意識したレイアウトをご紹介します。
【乳幼児】子供が簡単にお片付けできる仕組みを作る
乳幼児期には、リビングで過ごすことも多いですが、年齢が上がるにつれて、だんだんと子供部屋で過ごす時間も増えていくでしょう。この時期の子供部屋は、主に遊び場としての役割を担いますが、同時に片付けをすることも学んでいきます。
子供が片付けをしやすいように、低い位置に収納スペースを設けるのがポイントです。ボックスやバスケットなどの簡易収納は、イラストやシールを貼って、ボックスごとにしまうものが一目でわかるようにするといいでしょう。また、汚れても拭き取りやすい素材の家具を選び、口に入れる可能性も考えて、安全面にも配慮する必要があります。
【小学生】勉強に使うものは一箇所にまとめる
小学生になると宿題や自習もあり、勉強スペースが必要になります。学習机は、自然光が当たる窓際に配置するといいでしょう。机の上は何もない状態に整理整頓して、書籍や文房具などもすぐ手に取れる位置に置きましょう。大切なのは、勉強に集中できる環境づくりです。学習机の周りは勉強のための場所として、対照的にベッド周りには読書やゲーム、おもちゃを収納するというように、学習と遊びの領域を分けてレイアウトを考えるのがおすすめです。それにより、どちらにも集中できる環境が整うでしょう。
【中学生】プライバシーや自立心を尊重する
中学生になると、プライバシーの確保が欠かせません。部活や受験、友達関係など活動の幅も増え、自立心も強くなるので、自由に使える個室が理想的です。2人部屋などの、複数人で1つの部屋を使っている場合でも、カーテンやパーテーションを設置して、パーソナルスペースを確保できるといいでしょう。家具の配置を決める際は、中学生である子供の意見を尊重し、自分で決められるようにするのがポイントです。自立心を大切にしながら、プライバシーが保たれる落ち着いたレイアウトを心がけましょう。
きょうだいにおすすめの、子供部屋の間取りやデザイン
家づくりをする段階で、ある程度年齢が高いお子さんの場合は、最初から部屋を分けることが多いでしょう。そこで、複数の子供部屋をプランニングする際の、ちょっとしたコツをご紹介します。
大胆な配色使いで、自分の個室と認識する
左右で隣り合っている二つの子供部屋は、左右対象でほぼ同じような間取り。そこで、扉の色や壁紙などの家を変えることで、どちらの部屋か、パッと見てわかりやすいような工夫がされています。お子さんが好きなカラーで統一してあげると、お部屋時間も楽しくなりそうです。
共有できるスタディスペースを設ける
将来的には兄弟や姉妹で別々の子供部屋にしたいけれど、お子さんが小さい頃は、共有スペースを設ける方がさまざまなメリットが期待できます。たとえば、一緒に宿題をしたり、遊んだりすることもできますし、完全に個室になっていないので、寝るときにも安心感があります。このように、スタディスペースを介して、部屋と部屋がつながっている間取りもおすすめです。将来的には、スタディスペースの間に壁を設けることで部屋を完全に分離させることもできます。
楽しくて、お気に入りの空間になる子供部屋のアイデア集
子供部屋は広さも重要ですが、ちょっとした仕掛けがあることで、お子さんにとってより居心地の良い空間になります。どんな仕掛けやアイデアがあるのか、参考にしてみましょう。
ワクワクする仕掛けのある、天井高の子供部屋
こちらのお宅の子供部屋には、娘さんのリクエストで、大きなボルダリングの壁を設置。施工の際には、お子さんと一緒にボルダリングのピースを設置することで、愛着のある子供部屋づくりが実現しています。このように、体を動かすことが好きなお子さんには、ボルダリングの壁や雲梯など、家の中でも運動できるスペースを確保してあげるのもいいですね。
秘密の抜け穴がある、とっておきの秘密基地!
部屋の中を見てみると、入り口とは別に、左下には小さな開口部が! こちらはなんと、ダイニングルーム上部にあるロフトとつながる、秘密の抜け穴なのです。小さなお子さんであれば、ここを通ってダイニングルームから自分の部屋にダイレクトに行くこともできますし、ご両親が家事をしながら、お子さんの様子をいつでも感じることもできます。
子供部屋は将来を見据えて、フレキシブルに使えるのが◎
子供部屋の平均的な広さは、6畳と言われていますが、実際にどのぐらいの広さを確保できるかは、その家全体の広さによるところが大きいでしょう。敷地の大きさが限られている場合は、リビングルームやキッチンなど、家族の共有スペースを優先して考えるのが一般的。それを決めた上で、夫婦の寝室や子供部屋の広さや位置を決めていきます。
また、新築時のお子さんの年齢にもよりますが、子供部屋が必要な期間は意外と短いものです。実際には、小学生〜大学生ぐらいまでの十数年の期間で使われるご家庭が多いでしょう。
すでに、お子さんの年齢がある程度大きい場合は、独立後のこともしっかり視野に入れてプランニングすることも重要ですね。独立後は夫婦の趣味の部屋として活用するなど、フレキシブルに使えるように設計しておくのもアイデアの一つです。
まとめ
家全体の広さや、お子さんの人数、年齢などによって、子供部屋をどのようにプランニングするかは、その家それぞれに違ってきます。また、子供部屋として使う期間は、お子さんが独立するまでの期間がメインだということも頭に入れておきましょう。
さらに、本が好きなお子さんなら本棚を充実させたり、運動が好きならアクティブに動けすスペースを設けるなど、その子その子にあったデザインにすることも大切ですね。家づくりはご夫婦主導で進むのはもちろんですが、お子さんの意見を取り入れてみるのも、新しい発見があって楽しいものですよ。