エントランスを印象的に作ろう。新しいライフスタイルに合わせたエントランスデザイン。

エントランスを印象的に作ろう。新しいライフスタイルに合わせたエントランスデザイン。のインデックス
エントランスは、家族はもちろんのこと、訪れた人を一番最初に迎え入れる場所です。
毎日使うためには、使いやすさや、動線を考える必要があります。それと同時に、家を訪れた人にその家全体を印象付けるような、中へ入るのが楽しみになるようなデザインにもしたいものです。今回は、オーソドックスなタイプのエントランスからデザインコンセプトがはっきりしたものまで、様々なエントランスをご紹介していきます。使い勝手を考えながら、自分たち家族にぴったり合うのはどのタイプのエントランスなのか見てみましょう。
眺めの良いエントランスはラグジュアリーな空間を作る
エントランスに入ると、迎え入れてくれるのは見事な中庭という、まるで高級旅館のような趣です。エントランスの作り方として、光を取り込んだデザインと言うのはあまり見られません。エントランスからエントランスホールを通って各部屋へというように、動線の通過ポイントとして考えられることが多いので、デザインよりも機能性を重視した空間が一般的だと思われますが、ここまで玄関で素敵な空間を見せられれば、否が応でも中の空間への期待は高まりますね。
こちらは、通りに植わっている桜の木をエントランスからも楽しめるように大開口を付けています。眺めのいいエントランスにしたい場合、このように借景があるとエントランス周りに新たに中庭や前庭を計画しなくてもいいので、大きなメリットと言えるでしょう。またエントランス内天井にはトップライトが設えてあり、様々な方向から自然を感じることが出来ます。窓からの眺めが写り込むようにと、エントランス内床仕上げは鏡面タイルになっていて、自然を内部に取り込む工夫が見られます。
印象に残るギャラリーのようなエントランス
エントランスは訪れた人が最初に入る場所です。そしてもちろん、それ以上入らずに帰られる方も多くいらっしゃいます。そんな時にも、センスの良さを印象付けることが出来る場所がエントランスです。シンプルで統一された空間もスッキリとして気持ちの良い空間ですが、こちらの事例のように好きなものを自分の感覚で飾っていくというのも、その家の持ち主のセンスが問われるところです。好きなものを飾る場所も、高さを変えることで視線を色々な場所に配ることが出来、エントランス全体の空間を楽しめるでしょう。
こちらの事例は、確かにエントランス内部だというのは写真を見ればわかりますが、壁の仕上げや空間の明るさからは、ヨーロッパの小径のような雰囲気を感じます。訪れた人がエントランスからエントランスホールを通り部屋まで行くという動線が、単なる移動ではなく、散歩を楽しむことが出来る仕掛けになっています。クラッシックな雰囲気のソファと飾り棚もエントランスの雰囲気にピッタリです。
2世帯住宅では、程よい距離感のあるエントランス
大きなエントランスは二世帯住宅の親子世帯共用で使います。二世帯住宅でもどこまで独立させるか、どこまで共有するかはそれぞれのライフスタイルに関わってくると思いますが、その点エントランスと言う空間は影響の少ない場所ではないでしょうか。共有しているからと言って音が気になるわけでもありませんし、この規模の大きさのエントランスなら出かける時間が被ってもスペースが足りないという事もありません。二世帯で「おかえり」「ただいま」「いってらっしゃい」「いってきます」という挨拶が交わせるのもメリットですね。
こちらは二世帯でエントランスは別にした事例です。エントランスを別にするメリットというのももちろんありますね。例えば、それぞれの年代によっての使いやすさを考えて手摺を設置したり段差を低くしたり。収納スペースもそれぞれ作れるので物の整理がしやすいという事も言えそうです。
エントランスからダイレクトに目的の場所へ
1階ガレージ脇に第二のエントランスともいえる外部階段があり、その階段を上がるとダイレクトにリビングへアクセスできます。こういった動線は珍しいプランニングだと思いますが、ライフスタイルによってはとても使い勝手がいいでしょう。普段使いを考えた時、買い物帰りにガレージからダイレクトにキッチンへ行けること、来客時を考えた時に、余計な部屋を通さずに外部から直接リビングへ通すことが出来ること。リビングと一体となった大きなウッドデッキも来客時の程よい緩衝帯になっています。
こちらも、デッキから第二のエントランスともいえる外部階段を通り、2階にある水回りから浴室へダイレクトにアクセスできるプラン例です。アウトドアやマリンライフを楽しむ人には、汚れた体で室内を通らずダイレクトに浴室へ行けるのは便利ですね。使い勝手を考えた時に、メインエントランスの他に第二のエントランスという選択肢も魅力的と言えますね。
家族の健康を考えた衛生的なエントランス
「手洗い・うがい」はもちろん、昔から家族の健康を守ってきましたが、新しいライフスタイルでは、より自然に「手洗い・うがい」が出来るようなシステムがあると便利です。この事例のように、エントランスに入るとすぐに洗面台が備え付けてあると、家族はもちろん、訪れた人たちにもごくごく自然な流れとして「手洗い・うがい」という動作が出来そうです。訪れる人の立場になっても、お邪魔したときにエントランスに入ってすぐ手洗いスペースがあると「洗面所を貸してくれますか?」と言う手間が省けますね。
新しいライフスタイルが叫ばれる昨今の家づくりとして、「エントランスに洗面台」はひとつの流れになるかもしれません。そうなってくると、その洗面台づくりにもデザイン性が重要視されていきそうですね。こちらのエントランスは白と白木を基調にしたナチュラルなイメージの空間ですが、洗面台を白と黒でシックにデザインすることで空間のアクセントになっています。これなら、洗面台があるなというのも一目で見て分かりますし、デザイン面でも衛生面でもメリットがありますね。
収納にこだわり、すっきりと見せるエントランス
エントランスの実用性として考えたいものは、やはり収納力でしょう。足は2本しかないのにどうしてこんなに靴があるのか、と考えないこともありませんが、家族の数が増えればそれだけ収納するべき靴の数も増えていきます。季節によって使いたいものも変わりますし、お天気によっても変わってきますね。そんな時に、この大容量のシューズクローゼットがあれば、忙しい朝でも一目で自分の靴の場所が分かるでしょう。
エントランス内には収納側からそのままダイレクトに室内に入れる動線もあるので、メインエントランスはいつもスッキリです。
横長に作られたエントランスです。朝はどうしても家族の外出の時間が被ってしまいがちですね。これだけの長さがあると、他の家族が収納から靴を出し、エントランス框で靴を履いていても、さっと収納へ靴を取りに行って、横に並んで靴を履けます。朝、食卓を一緒に囲めなくても、出かける前にこのエントランスでちょっとした会話が出来る、そんなスペースになりそうです。
エントランスの実用性を考えるとそれがデザインになる
黒い炭を流したような土間を持つエントランス。中央に延びるアイアンのストリップ階段も黒で、骨太なイメージのデザインです。土間の良さは、ハードな使い方にも耐えてくれるところでしょうか。エントランスには大きなガラス開口部があり、ダイレクトにガレージにアクセスできます。これだけの広さがあれば、大事にしている車やバイク、自転車等も安全に収納出来ますし、メンテナンスのためのスペースもたっぷりありますね。
まとめ
今回は、様々なコンセプトで作られたエントランスをご紹介しました。ご自分のライフスタイルに合うものはありましたでしょうか。実用性はもちろん、デザインも様々で、いわゆる昔の「玄関」というイメージからは想像できないほどの明るさがあり、高い居住性を持つものが多かったと思います。
家族にとっては毎日使う場所だからこそ、気持ちのいい空間にしたいですし、お客様にとっては家のイメージを決めるスペースでもありますから、もう一歩踏み込んでライフスタイルにあったエントランスを考えてみましょう。