洗面所はデザイン次第で、ホテルのようなワンランク上の極上空間になる!

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陽光が気持ちよく差し込み、ホテルのように広々としたデザインの洗面所は、誰もが憧れるもの。でも、それってリゾートホテルなど特別な空間だけだと思ってはいませんか? 最近では、デザイン性が高く、極上のホテルライクな洗面所をもつお宅も増えています。そこで、家づくりの参考にしてみたい、洗練された洗面所のデザイン例をご紹介します。
オリジナルデザインの洗面所にするメリットとは
オリジナルに造作するメリットは、なんと言ってもデザイン性の高さにあります。既存の洗面化粧台では、洗面ボウル、鏡、収納などがすべて一体化しているものも多く、細かくデザインを選ぶことが難しいことも。デザインにとことんこだわりたいなら、オリジナルで洗面所を造作してもらうのがおすすめです。
オリジナルに造作した洗面所であれば、洗面ボウルや鏡、収納の大きさや形などのデザインを自由にセレクトすることができます。また、造作では洗面所にかかる予算が高くなってしまうイメージがありますが、デザインや資材などの選び方によっては、予算を抑えることができる場合もあります。
全面ガラスを採用すれば、リゾートホテルのような洗面所に
洗面所はその空間の特性上、窓がないか、あっても小さな窓であることが多く、どうしても暗くなりがち。でも、化粧をしたり、身支度を整えたりする目的もあり、洗面所が明るい空間であると使い勝手が格段に上がります。そこで最近は、バスルームとの壁をガラス張りにするお宅も増えていて、バスルームの窓から入る陽光が洗面所まで差し込みます。
こちらのお宅では、バスルームと洗面所の先が小さなバルコニーに。常に換気もでき、デザイン性もさることながら、機能性も抜群の洗面所ですね。
ガラス張りのバスルーム&洗面所は、まるでリゾートホテルのような特別感があります。ただし、開放的である反面、バスルームまできちんと掃除や整理をしておかないと、丸見えになってしまうというデメリットも。また、プライバシーも配慮しながら、設計することも大切です。
デザインや素材を統一して、バスルーム&洗面所に一体感を
洗面所のデザインは、どうしてもありきたりになってしまいがちですが、造作することで、オリジナリティを出すことができます。とくに、壁やタイルの色選び、洗面台や天井、床の素材次第で、洗面所全体の印象もずいぶんと変わります。こちらのお宅のように、ダークなグレーと木の組み合わせでは、シックな雰囲気にも。一見すると、洗面所とは思えない洗練されたデザインです。
バスルームと洗面所の素材やデザインを統一することで一体感が生まれ、大きな一つの空間のように見せることができます。少し遊び心をプラスするのであれば、一部のタイルに差し色を持ってくると、ほかの家とはひと味違う雰囲気になります。
収納量や洗面ボウルの数は、ライフスタイルに合わせて
デザイン性ももちろん大切ですが、家族が毎日使う空間なので、機能性にもしっかりこだわりたいところ。洗面所を快適に使うためには、家族の人数やライフスタイルに合わせて、選ぶ設備や収納の量を検討することも大切です。たとえば、家族の人数が多い場合は、洗面ボウルや鏡、照明、タオルハンガーなどを二つずつ設置すると、朝の洗面渋滞を避けることができ、家族の心にも余裕が生まれます。
さらに、洗面所に家族分の下着類などを置くのであれば、その分余裕を持って収納を設ける必要があります。家づくりをする際には、バスルームを利用するときの家族の生活動線も考慮しながら、収納量を考えましょう。
また、収納のデザインは、生活感を出したくないのであれば、扉付きのタイプと引き出しを組み合わせて。オープン棚の場合は、カゴなどの収納ボックスを活用したり、生活感のあるものを置かないこともスッキリ見せるポイントです。
中庭やデッキ、寝室につなげれば、より機能的な洗面所に!
家づくりの際に、洗面所とバスルームを間取りのどこに配置するかは悩みどころ。家の北側に水回りを集約させるお宅もまだまだ多いですが、入浴でよりリラックスしたり、洗面所を明るく解放的にするためには、太陽の日が入る位置に配置するのも一つの手。洗濯機を洗面所に置いているのであれば、ベランダと隣接させると、洗濯がしやすく機能的ですね。
洗面所は朝の支度には欠かせない場所。そのため、欧米スタイルのように寝室の隣にあると、朝の身支度がスムーズです。共働きのご夫婦など、ウィークデイの朝がとにかく忙しい! というご家族などは、朝の動線を考えながら間取りを考えるのがおすすめです。
洗面下のデザインを工夫して、化粧台やランドリーボックスにも
洗面所を化粧台代わりに使っている女性も多いかもしれません。少し広さに余裕があれば、こちらのお宅のように、洗面台の下に一部空間を作っておくと、化粧台としても使えます。いつでもサッと座れるスツールを一つ置いておくと、洗面所でも何かと重宝します。
造作の洗面所であれば、洗面台の下にランドリーボックスを隠すこともできます。カゴに洗濯物が溜まっていては、見た目もスマートではないですよね。洗面所下のデザインを工夫することで、より機能的な洗面所にもなります。
ダウンライトや間接照明で、ムードのある演出も
洗面所は、どんな照明をどこに設置するかによって印象が変わります。リゾートホテルの洗面所のように、ムードのある雰囲気が好みなら、ダウンライトや間接照明を上手に活用してみましょう。鏡の裏側にオレンジ色の間接照明を設けると、温かみのある雰囲気に。青白い電球にすれば、クールな印象にもなります。
室内を白っぽく照らす蛍光灯は、鏡をのぞいたときに、ちょっと疲れ気味の顔に見えてしまうことがあります。自分の顔を毎日見る鏡だから、照明にもしっかりこだわりたいもの。そこで、洗面所で選びたいのが「昼白色」の電球。昼白色は、太陽の明るさに最も近い自然な光の色で、肌をキレイに見せてくれて、洗面所のライトにも適しています。
洗面所は、照明の位置や種類などにもこだわってみると、木やタイルなどの質感まで美しく際立たせてくれます。
まとめ
ホテルのパウダールームのように洗練されたデザインでありながら、家族みんなが便利で機能的に使える洗面所が理想的。既存の洗面化粧台ではなく、しっかりこだわって造作することで、家族のライフスタイルにぴったりのデザインにすることができます。どうしても後に回されがちな洗面所ですが、家族が毎日使う場所だからこそ、ホテルライクのような特別感がありながらも、快適で気持ちの良い空間にしたいですよね。